鉄道 その二 <長距離交通>
乗車
乗車の方法は飛行機にちょっと似ています。駅に入ったら電光掲示板で自分の乗る電車を見つけ、指定の番号の待合室に行きます。待合室は大概すごく混んでいますが我慢してください。列車がプラットフォームに入ると检票(検票)が始まるので、切符を見せて中に入ります。あとは周りの中国人に着いていけば列車にたどり着けるので、車両を探して乗ればOK。焦って乗り込もうとする中国人が結構多いですが、无座でもない限り焦る必要はありません。ただしあまりのんびりいくと荷物を置くスペースが無くなってしまうこともあるので、荷物が多い場合はちょっと早めに動いてください。下铺の場合はベッドの下に荷物を置けるので焦る必要はありません。あと列車の入口でもチケットを切符されます。
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上海駅構内。電光掲示板で自分の列車の待合室をチェックする
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成都駅の待合室
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西安駅の待合室
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西安駅の待合室。電光掲示板に電車の番号と行き先が書いてあり、その下で検票が行われる
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乗車後
寝台の場合乗車後しばらくすると車掌が来て切符を要求されます。切符を渡すと座席番号を書いたカードのようなものと交換されますので、大事に保管してください。下車する前に車掌が再びやってきて、このカードと切符を交換します。そのため目覚ましをかけないで寝ていても寝過ごす心配は無いと思います。あと駅を出る時たまに切符を要求されることがあるので下りたあとも切符は無くさないでください。
食事
基本的にはカップラーメンか駅弁になります。大きな駅に着くと何かしら売っているので、下りて買ってくればOKです。車内販売も結構多くて、金さえ持っていれば食いはぐれることは絶対にありません。
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鉄道の中の食事といえばカップラーメン
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駅弁5元。うまいけどめちゃめちゃ辛い
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飲み物ももちろん売っていますが、便利なのはお茶です。寝台車には必ず給湯設備(开水机)が付いており、これでカップラーメンやお茶を作ることができます。鉄道に乗るときは茶葉とボトルを持ち込むのを忘れないでください。茶葉とボトルは大きな駅の売店で買うことができます。
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お湯はあるのでカップとお茶を持ち込めば飲み物には困らない
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ちなみに中国人は長距離列車に乗る時にかなり大量の食料を持ち込んできます。仲良くしていれば果物やら小吃やらもういらんというくらい食べ物をもらえます。自分が持っていたらお返しにあげましょう。
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駅に下りれば屋台でいろいろな食べ物を売っている
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茹でたての水餃子だって売っている
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駅弁いろいろ
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果物とかカップラーメンとか
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余談ですが中国語で「汽車(汽车)」というと日本語の「自動車」のことになります。日本語の「汽車」は、中国語では「火車(火车)」です。じゃあ中国語の「電車(电车)」はというと、トロリーバスとか電動車のことになります(ただしトロリーバスは単に「公共汽车」と呼ぶことが多いです)。で、日本の「電車」は中国語ではどうも「动车」とかいうみたいです。ややこしいですね。