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特色菜その二 <食事>  




陕西刀削面

 刀削面は中国どこででも見ることができますが、もともとは陕西省(西安のある所)の辺のものらしいです。小麦粉を練ったものの巨大な固まりを刀で削り、その破片を茹でて面として食べます。牛肉面に比べて味付けは濃いめで、トマトなどがスープによく使われます。食べているうちに面がのびてどんどん増えて行くので、食べきるのに結構苦労します。

牛肉刀削面3元



北京烤鸭

 高級中華の代名詞、北京ダックです。と言っても本場中国ではそれほど高くはなく、一羽60〜70元くらいで食べることができます(もちろん店によりますが)。ちなみにただ「烤鸭」と書いてある屋台などは、カモの普通の丸焼きですので注意してください。

北京ダック
北京ダック
北京ダック



重庆火锅

 火鍋といえば重慶です。特徴として凶悪な程辛いので辛い物が苦手な人はもちろん、辛い物好きで自信を持っている人も注意してください。少なくとも三人以上はいないと食べに行くことはできません。

成都で食べた串火鍋 二人で確か30元くらい



东北饺子

 饺子というと「东北」が頭についていることが多いようです。饺子はもともと北方のものですが、特に東北地方が有名です。中国の餃子はやっぱりおいしいので、ぜひ試してみてください。言うまでもありませんが、中国で「饺子」といえば水餃子のことで、焼き餃子は「煎饺」などと呼びますが、東北料理の店にでも行かないとなかなかお目にかかることはできません。

水饺一斤確か8元
煎饺 値段は忘れた



西安羊肉泡馍

 西安の特色菜といえば第一にこの羊肉泡馍があげられます。かつてシルクロードの起点であった都市らしく、中国の料理と西方の料理が融合してできたものがこの羊肉泡馍です。「羊肉泡馍を食べずして西安を語るなかれ」とまでいわれる料理ですが、正直に言ってうまくはないです。話の種に食べてみてください。
 食べ方なんですが、はじめにお椀と馍(ナン)が出されるので、それを自分でお椀の中に細かくちぎります。味がよくしみるように、なるべく細かくちぎるのがポイントです。ちぎり終わったらお椀に羊肉入りのスープがかけられるので、スープと馍を混ぜながら食べます。早く食べないと馍がどんどんふくれあがりますので注意してください。店によっては最初に馍を何枚食べるかを注文するところや(一枚だとちょっと少なく二枚だとちょっと多い、二人で三枚くらいがちょうど良いと思います)、店側で勝手にちぎってスープまでかけた状態で出してくるところがあります。まあせっかくなので自分でちぎって食べましょう。

始めにお椀とナンが出てくるので自分でちぎる
ちぎったら羊肉入りのスープをかけて食べる



陕西肉夹馍

 こちらも馍を使った西安周辺の特色菜で、中国のハンバーガーとも呼ばれるそうです。ハンバーガーと言われる通り、馍を半分に切って間に炒菜を挟んで食べます。一個1.5元くらいです。ちょっと高い(2元)ですが、はじめに馍を揚げてから具を挟んだものがすごくおいしいです。屋台でよく売っていますので、西安に行ったらぜひ食べてみてください。

肉夹馍1元
揚げた肉夹馍2元