<荷物>
大概のものは中国で格安で購入することができるので、出発に際して荷物を気にする必要はあまり無いと思います。中国に限らず海外旅行をする上で当たり前の話ですが、薬だけは忘れないようにしてください。あと注意すべきは靴とカバンです。どちらももちろん中国で買うこともできますが品質が著しく劣ることが多いので、できれば日本でちゃんとしたものを買って、万全の準備をしておいた方が良いでしょう。まあこれも中国に限ったことではありませんが。あとサンダルがあるとなにかと便利ですが、これは中国で買うことができます。
無くて困るわけではないのですが、ティッシュとビニール袋を持って行くとちょっと役に立ちます。ティッシュはもちろん中国で買うことができますし品質にも問題は無いのですが、日本でティッシュをたくさんストックしている人は多いでしょうから、ティッシュを使ういいチャンスです。
ビニール袋ももちろん中国でいくらでも手に入りますが、ひらひらで極めて破れやすいものばかりです。特に屋台で物を買った時にもらえるようなビニール袋は、持って二、三歩歩いただけで取っ手がもげたりします。中にちょっと角張ったものが入っているとすぐに穴があきます。もちろん「破れたからくれ」といえばいくらでもくれるのですが、日本でいくらでも手に入る厚手の丈夫なビニール袋(大きめのもの)を持って行くと結構役に立ちます。鉄道や長距離バスに乗るときは中で食べるための食料をたくさん持ち込むことがよくあるのですが、そういう時に日本のビニール袋につめておくと、穴があいたり取っ手が取れたりする心配をしなくて済みます。あと汚れた服とか、洗ったけど乾かなかった服とかを入れるのにも重宝します。二、三枚もあれば十分でしょう。
余談ですがヨーロッパは買い物をした時にビニール袋をくれない(有料)ことが多いので、ヨーロッパ旅行のときも持参すると便利です。
中国にはコインロッカーはほとんどないのですが(深圳で見かけたくらい)、そのかわり駅やバスターミナルには必ず「手荷物預かり所」があります(「行李寄存」と書いてあります)。一日3〜5元程度で預かってくれます。夜行で移動して一日観光、また夜行、というときなどはこういうところに荷物を預けておくと便利です。海外でこういう形で荷物を預けるのは少し不安を感じるとは思いますが、問題が起こる危険性はほとんどないと思います。少なくとも私はトラブルに巻き込まれたことはありません。
また長距離バス移動のときは、例えば夜行バスのチケットを昼ぐらいに買ったときでも、もし該当のバスが駐車していたら荷物をバスに載せてしまうことができます。無料で荷物を預けて、余った時間を観光なり何なりに利用することができるわけです。これも、バスに乗り遅れたりでもしない限りは、荷物をなくす心配はほとんどありません。またバスから降りる際も他の人が荷物を持って行ってしまう、ということはほとんど無いようで、あわてて荷物の確保に走る必要はありません。まあ以上はあくまでも私の個人的感想なので、気になるようなら荷物は肌身離さず持っていた方が良いとは思いますが。