買って良いもの、悪いもの ＜買い物＞
中国国内はとにかく物価が安いのでいろいろなものを買い込みたくなりますが、注意すべき点をいくつか上げます。基本的には「動くところは壊れる」と思ってください。
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| 天意商城。北京の巨大な市場 |
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| 天意商城の中。ありとあらゆる種類のものを売っている |
どこの都市にも大きなデジモノマーケットがあり、様々なバッタものが並んでいます。値段も安くつい手を出してみたくなりますが、あくまでも「ギャグ」として割り切って購入することが大切です。本気で使おうと思って買うと、かなりの確率で「安物買いの銭失い」になります。つまり使って一か月もすれば壊れます。MP3プレーヤ、イヤホン、USBメモリなどなど。USBメモリなんか壊れようが無さそうな気もしますが、私が購入したものは買って二三回使っただけでマウントしなくなりました。
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| 上海のデジモノマーケット。わけわからないものがたくさん |
服なんか壊れそうにもないイメージがありますが、注意が必要なのがチャックです。開閉しづらかったり、すぐにチャックの取っ手が取れたりします。なるべくならチャックがない物を選びましょう。チャック以外はそれほど問題がなく、すぐに破れるとか袖が取れるとかそういう問題は経験ありません。
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| カシュガルのバザールの中。誰が着るのか、スーツ店がたくさん |
靴は中国では一度しか買ったことがないのですが、旅行をする上でとても重要な道具なので、正直あまりおすすめはしません。購入は自己責任で。
あとサンダルですが、パーツを接着剤でくっつけているものもあるようで、複雑な形状のものは買わない方が無難です。形状がシンプルなものはちゃんとチェックすれば意外と使えます。
特に問題はありません。野球帽だと後ろの大きさ調節用の留め具が壊れることがありますので注意しましょう。
ハンドバッグ程度のものであれば問題は少ないと思いますが、ある程度の強度が必要なもの（バックパックやスーツケース）は絶対に買わないでください。何回も使わないうちに大破して悲惨な目に遭います。
農薬とか添加物とかを恐れないのであれば特に問題ありません。ただし生野菜は食べないでください。中国人でも食べません。あと果物類もできれば洗ってから食べるようにしましょう。
屋台の食品などは清潔といえる代物ではないので、食あたりくらいは覚悟してください。ただこういう屋台こそが中国の味なので、清潔な高級レストランで毎日食事するのもどうかと思いますが。
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| 成都の野菜市場にて。野菜の大きさが日本とだいぶ違う |
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| ウルムチの羊肉の路上マーケット |
道端の屋台などで一枚5元から10元程度で購入できますが、そういうのは全て海賊版なので買わないようにしましょう（と一応言っておきます）。
ちなみに日本の映画ならば基本的に日本語音声が入っているので普通に見れます。どれもリージョンフリーらしいですが、たまにPCでは再生できないものが入っているので注意してください。あと外国の映画でも日本語のパッケージに入っているものがあり、こういうDVDは大体日本語音声や日本語字幕が入っているのですが、必ず入っているとは限りませんので注意が必要です。また「オスカー受賞作特集」とか「宮崎駿全集」などDVD二枚組で映画20本入り、みたいなDVDもよく売っていますが、一枚にたくさん詰め込むために画質をかなり落とし、中国語字幕を画面に焼き込んであったりしますので、手を出さない方が賢明です。
つうか海賊版は買わないようにしましょう。中国の映画なんかを中国語音声中国語字幕で見るとヒアリングの勉強になりますけどね。英語字幕も大体ついているので（字幕がセリフとあっていないこともよくありますが）ハリウッド映画で英語のヒアリングの練習にも良いと思います。
同様に海賊版が多いので注意。あとどういうわけか読み取り面が傷だらけでPCでとても読み込みにくいものがあったりしますので、買う時に裏をチェックすると良いでしょう。地域によってはMP3CDも売っていて（昆明で買ったことがあります）、CD一枚で260曲くらい入っているものがあります。こういうのは単に安くてお得、ということではなくその時点での中国のヒット曲をざっくりと把握できたりして便利です。もちろん品質はひどくて、ネットから落としたらしき曲やラジオの録音が入っていたりもします。MP3CDは歌詞も入っているので、中国語の勉強にも良いと思います。ただしもちろん海賊版です。
さすがに壊れる心配はありません。これも、特に屋台で売っている本は海賊版が多いらしいのですが、ぱっと見区別がつきません。まあ中国語の勉強でもない限り買う必要は無いと思いますが・・・。
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| 村上春樹はどこに行っても人気 |
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| 中国では渡辺淳一もなぜか人気がある |
全般的に言えることですが、ちゃんとした品質のものが欲しかったらちゃんとしたブランドのものを買うことをお進めします。名が知られていれば中国のブランドでも構いません。ちゃんとしたブランドの製品は品質もしっかりしています。中国のちゃんとした店で買った靴はいまだに履いていますし、ちゃんとしたアウトドアグッズの店で買ったバックパックはその後三度の旅行でも問題無く使えています。もちろん値段はそれなりにしますが。バッタモンはどんなに良くできているように見えても品質は最低です。
旅行者としては偽物の溢れる、怪しげな、活気のある市場の方が面白いのは当然ですが、そういうところではあくまでも観光の一環、冗談の一種だと割り切って買い物をしてください。