HMDTの木下さんの完全初心者向けCocoa解説本。プログラミングの知識が0の人でも勉強することができます。ということです。読んでいないので内容の評価は出来ませんが、本につけWebサイトにつけ、木下さんの記事には（自分に限らず多くのCocoa開発者が）すごくお世話になっているので、何の心配も無くお薦めできます。そもそもこれが日本語で読める唯一の初心者向けの本だという現実も・・・

　通称ヒレガス本。「C言語は理解している人向け」のCocoa入門本は結構あるのですが、その中ではこれが決定版です。このレベルの本は他に何冊かありますが、これを選んでおけばまず間違いありません（他の人に聞いても大体そういう認識です）。正直お安くはないですが、これはぜひ買っておいてください。（そういう私は実は持っていません。知合いから借りて読んだだけです。ごめんなさい）

　通称HMDT赤本。Core Dataを中心にMac OS X10.4で追加になった新機能の使い方を紹介しています。ヒレガス本には無い内容が満載です。ヒレガス本で基本的な機能をマスターして、もう一歩ステップアップしたい人向け。勉強を始めたばかりの人にはまだ早いです。

　通称荻原本。みんなObjective-Cの入門本と勘違いして買っているようですが（私もそうでした）、実はObjective-Cについて結構突っ込んだ解説をしている本です。なので、初心者レベルのときは読んでもよくわからないところが多いのですが、いくらかプログラミングの経験を積んでから改めて読み直すとものすごく勉強になります。今まで何気なくやっていた作業の本当の意味などが分かって、まさに目から鱗が落ちます。
　完全に初心者の段階では読む必要はありませんが、しばらく勉強を続けていろいろわかってきたら、これを読むことを強くお勧めします。
　ちなみにこの本、一度絶版になったのですが（古い本はこちら）そのときはCocoa業界に激震が走って?、あわてて買いに行く人が結構いました。また絶版になっても困らないように今のうちに買っておいた方が良いかも・・・?

　手前味噌ですが、私も記事を書いているCocoa勉強会の会誌です。上で紹介したような本はおろか、Web上でもなかなか読めないようなマニアックな話題が満載です。これも初心者向けではなく、いろいろとステップアップしたい人向け。