プラハ
その一 2/20
プラハについて以来何も書いていないのか。まずはおとといの件から。
列車は六人掛けコンパートメントで最初は四人(一番最初は三人だがすぐにもう一人来た)。寝ているうちに二人下りて十二時くらいには二人になったので、シートに横になって眠ることができた。非常についている。
朝七時、プラハ(→)(この辺)到着。荷物をまとめてヨッコラセと外に出たらヨゼフが待っていてくれた。ちょうど半年ぶりの再会。といってもそんなに懐かしいという感慨は無いかな。
ヨゼフに付き合ってもらってまずはユースホステルへ。銀行で2000クラウン(以降kc)下ろして地下鉄に乗る。チケットは一日乗り放題券で80kc(これで地下鉄にも路面電車tramにも乗れる)。どうやらワルシャワもこの方式っぽい。どうりでチケット売り場がなかなか見つからなかったわけだ。ヨゼフによると、やはり買い方がわからなくてプラットホームで困っている旅行者がよくいるらしい。
地下鉄で二駅移動してユースホステルにチェックイン。ドミは満員で、唯一空いている三人部屋に泊まる。450kcというのを390kcにまけてもらった。ただし予約があるとのことで二晩だけ。一人だったら別のホステルに移動するところだけど、ヨゼフにそういうのにつきあわせるのも悪いので妥協する。とはいえ値段の割に部屋はすごく良い。
部屋に荷物を置いて出発。ヨゼフは午前中暇らしいので街を案内してもらう。トラムで移動し、まずはold town hallへ。タイミングよく九時ちょっと前についたので、塔のからくり時計(→)を見ることができた。やはりカメラをかまえた観光客が多い。その後周りの旧市街をそぞろ歩き。ワルシャワにも増して美しい街並である。観光地らしくボヘミアングラスの店なども多い。不勉強にしてボヘミアというのがこの地域のことだということを初めて知った。チェコ(→)はイギリスのように、ボヘミア(→)、モラビア(→)、あと何とかという三つの地域に分かれているとのこと。以前はスロバキア(→)も含めて四つの地域だったらしい。こういうのは学校の授業でいくら聞いても覚えられないのだが、実際やって来てボヘミアングラスを見るとすぐに覚えてしまう。
途中一度カフェに入り近況をあれこれ話す。その後地下鉄に乗り新テレビ塔へ。チケット60kc。本当は120kcらしいのだがヨゼフが何事かしゃべって60kcで購入。学生証忘れたとか何とかいって学割で買ったらしい。テレビ塔の上からはプラハの街を一望・・・できると良いのだが、天気が悪く川向こうまで見渡すことができない。それでも十分に良い景色である。ヨゼフが言うには遠くの殺風景な団地が見えない分良いかも、とのこと。しかし王宮くらいまでは見たかった。このテレビ塔の敷地は元々ユダヤ人墓地だったのだが、宗教を否定するコミュニストがブルドーザーでぶっ壊して塔を作ったらしい。確かに傍らには墓地がひっそりと残っている。アジアなら怪談話の格好のネタだが、そういうのは無いのだろうか。
塔を下りて食事。チェコ料理。なんかカレーみたいなのとパン、ご飯入りスープ。おいしかった。習慣だから、とヨゼフはビールを飲んでいたが、日本人としてはさすがにちょっと抵抗がありお茶を飲んだ。ここで学校に行くヨゼフと別れ一人で中心部へ戻る。
朝食。朝食は前のホステルの方が豪華というか種類が豊富だった。こちらもまあ朝食としては十分なレベルだけど。
まずは前々々日の分を書き上げる。ヨゼフと別れて中心部へ戻り、少し歩き回ったあとスーパーでいろいろ買い物。ポテトチップ、ビール、フルーツジュース、ボディソープ、洗濯石鹸など。でトラムでホステルに戻りまずは洗濯。手洗いなのでなんだかんだで一時間以上かかってしまった。で、ようやく休憩、二時間ほど眠る。
六時くらいに起きてトラムで中心部に移動、ネットカフェ探し。WiFiカフェがあちこちにあるよ、と言われて探しまわったんだけど、それを明記しているところは見つからず(観光客の多いオールドタウンの方まで行くと結構見つかった)、普通のネットカフェに。ただし有線でつながせてもらったのでスピードが速くて良かった。一時間弱で40kc。近くでミートパイとプレッツェル40kcを買って帰り、ビールを飲みつつ夕食代わりにする。
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