ワルシャワその三 2/19
おとといの夜以来のまともな食事。店内にはなぜかベトナムの音楽が流れている。あれも異国の地で聞くと妙に懐かしい。 今日の件。昨日と同様七時過ぎに起きて、八時に外出。ザピエカンカを食べてホステルに帰ってくる。外は霧雨が降っていてびっくりした。雪じゃないんだ。 今日は起きたのは七時だが、六時くらいに目が覚めてしまい、その後は眠れなかった。まだ時差に対応しきれていないらしい。 ザピエカンカ。今日はLサイズ。でかい。というか長い。さすがにお腹いっぱいになった。もうしばらくは食べなくて良い。 十時にチェックアウト。ホステルのロッカーに荷物を預けて（2zl。有料かよ。駅のコインロッカーよりは安いけど）、出発。今日もあてども無くワルシャワの街を歩く。ガイドブックも地図すらも無いとどうしようもない。今日はホステルからRoyal Routeを南へ下ってみる。ずっと歩いて三十分ほどで王立公園へ到着。中を散歩する。今日は曇りということもあって（朝の雨は十時の時点で上がっていた）寒い。冬枯れの木立も寒さを助長するようである。歩いていたら公園内にはリスがいっぱいいることに気付く。人にも慣れていてあまり怖がらないどころか、突っ立って写真を撮っていたら俺の足に登ろうとしたりする。非常にかわいい。何かパンでも持ってくれば良かった。 公園内には鳥も多く、凍った池をカモが歩いていたりする。裸足で寒くないのだろうか。また公園内至る所に彫刻もあってきれいである。 公園を出て北へ戻る。途中もう一つ公園があったので中を散歩。取り立てて見どころは無かった。入口付近になぜか無料のトイレがあったので利用させてもらう。ホステル前の交差点まで戻り、近くのOscarでパニーニ4.1zlを昼食に食べる。おいしい。野菜も多いので体にもいい。 そこから再びRoyal Routeを北へ向かい古城まで歩く。今日は王宮に入ってみようと思ったのだが、残念ながら月曜は休館だった。ちなみに王宮は第二次大戦で破壊され1970〜80年に再建された、とのこと。意外と新しいんだなあ。
列車に乗り込んだ。席についてびっくり、寝台じゃなくて座席車じゃねーか。通りでチケットが安かったわけだ。チケット買うとき「（寝台の）安い方」と言ったのを「一番安いチケット」と受け取られてしまったのかな？とはいえ幸い今コンパートメントは六人掛けで三人しかいないので眠るのにそんなに苦労はしなさそうだ。慣れてるし、明日はどうせ暇だし。ただ夜中に結構駅に停車するので、乗り降りがあるとちょっと煩わしそうだ。つうか車両間違ってないよな？ビールの一本も買っとけば良かった。 今日の続き。今日は月曜ということもあり、古城の中は閑散としていて寒さがつのるばかりなので、すぐに出て西へ向かう。西にも公園があったので（南北のRoyal Route沿いには公園が多い）、適当に散策。そこから駅の方とおぼしき方角へ歩いていく。地図や方角をあまり確認しないでいい加減に歩いていたので迷いかけたが、centrumのあのでっかい塔が見えたのでそれを目印にして進む。こういうランドマークがあると便利で良い。 途中カフェで休憩。カフェモカ10zl。ここら辺のカフェはエスプレッソばかりで胃に良くないのだが、こういうのを頼むと今度はクリームたっぷりで甘過ぎるので困る。カフェでは日記を書いたり本を読んだりして一時間半ほど時間をつぶす。 カフェを出て駅へ戻る。途中ネパール人に声をかけられる。「この住所どこだかわかる？」旅行者だからわからん、日本人だから、と答えたら、「ベトナム人かと思った」だって。なら住所聞くなよ。まあヨーロッパの同じアジア人ということで話をしたくなったのかな。 ・・・列車の中は結構暑い。トイレに行ってステテコを脱いで来た。 ネパール人とちょっと話をしてから駅へ。駅の近くにきれいなショッピングセンターがあったので暇つぶしに見学する。きれいなAppleストアがあった。月曜の割には結構客も入っているみたい。 ショッピングセンターを出て次は近くのスーパーへ。食料品を少々調達する。ピクルス、チョコレート少し、リンゴジュース9.75zl。ホステルに戻り荷物を担いで駅に向かう。駅の近くの地下鉄入口の食堂で夕食12.5zl。味はまあまあ、量は十分。歩いて昨日と同じネットカフェに行きメールチェック等。コーヒー5.5+チップ2zl。駅へ戻り、ポーランド出国記念にザピエカンカ3.8zlを食べ（おいしかった）列車に乗り込む。 座席の夜行か、久しぶりだ。といっても中国の硬座よりもはるかに条件が良くて（六人掛けのコンパートメント）多少は眠れそうである。がんばろう。
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