蘇州

その二 5/29


5/29 8:21车站行きバス内

 7:20起床。準備をしつつ同室の中国人と二、三話をする。北京と青島から来た人で北京の人は今夜の夜行で帰ってそのまま出社だとか。俺の年を聞いて驚いてた。
 50分くらいに出発。网师圆西まで歩いてとりあえず駅へ。そこから东山行きのバスに乗る。ホテル付近は朝食になるような小吃が全くなくて不便。


5/29 9:30东山行きバス内

 やっと座れた。
 駅前のコンビニでウーロン茶無糖と营养快线 (こんなの)7.7元。牛乳+リンゴ果汁なんだけどこれはなかなかおいしい。ただしちょっと高い。(4.2か4.7か。追記 帰りにスーパー寄ったら3.5元で売ってた)あと駅の西側にちょっとお店があったので何やら購入1.5元。ちょっとしょっぱいかも。
 その後駅前から502路のバスで东山へ移動中。4元なんだけど細かいのが無くて、でも蘇州のバスはワンマンなのでおつりも出ず、5元を箱に放り込んでしまった。バス停にいた乞食に両替してもらえば良かった。蘇州では小銭をたくさんストックする事が大事みたい。
 追記。今日バスに何度か乗ってみていると、おつりが欲しい人はバスの入り口に立っていて、小銭を持った乗客からバス代を直接もらって精算するらしい。


5/29 11:16东山のレストランにて

 ちょっと早いけど昼食。
 東山のバス停にはたぶん10:40くらいに到着。下りるとすぐにタクシー(というかインドのオートリキシャーみたいなオートバイを改造したやつ)の客引きが来る。来てはみたもののどこへ行けば良いのかわからないので(というか自分が今どこにいるのかもわからない)とりあえず乗る事に。話を聞いてみると八ヶ所見るところがあって半島一周40〜50Km、1Km2元だという。何にも考えずにとりあえず来たんだけどそんなに広くては歩くわけにも行かず乗る事に。
 で説明を聞きつつ(7割は聞き取れていないけど)半島めぐり。余山が見えるところで写真を撮り、次にレストランに連れてかれたのでちょっと早いけど昼食にする事に。待っているうちに腹が減ってきた。
 

5/29 14:38蘇州行きバス内

 また1元損した。そういえば上海で一度バスにただ乗りしてるから差し引き1元の損か。(別に払わないつもりはなかったんだけど、誰も取りにこなかったので)
 飯食ったあとまず船に乗って太湖の中の島へクルーズ。80元。島が20元。運ちゃんはチャン・イーモウのなんとかかんとかいう映画を撮ったところだというのだけど、中国語のタイトルではわからず。
 ・・・バスの運ちゃん、別の人の乗車賃から1元ちゃんと返してくれた。助かった。
 葦に囲まれた小島でいくつか小屋が建っていて、尾瀬みたいな湿地部分には木の歩道(というか小さな吊り橋状)が作ってある。どこかで見た事あるなあと思いつつも思い出せなかったのだが、島を出るとき看板をみてやっと思い出した。
 「俗称巩俐(コン・リー)島」
 『上海ルージュ』でコン・リーが隠れてた島だ。それをわかっていて行くと面白いと思う。
 帰りの船の中で船の運ちゃんが聞いてきた。「日本人だから聞くけどヤマハのv(船用の)エンジンていくらくらいするの?」そんなこと知るか。
 次は陸巷古村。50元。500年くらい前に建設された村らしい。中にいくつか見学できる建物があるんだけど、ここも中国映画に出てきそうな古い作りの建築ばかり。『紅夢』とかいろいろな中国映画(『紅夢』の建物はまた別のところで観光スポットになっているらしいけど)。屋敷の主人と奥方が座るような部屋とか、結婚式で使われる华侨(これ)とか。中国映画好きだと面白いと思う。ただ村の中(今も普通に人が住んでいる)は迷路みたいになっていて案内無いと迷うかも。俺は運ちゃんに案内してもらった。親切じゃなくて早く先に進みたかっただけだと思うけど。
 この後半島をぐるっと回って雕花大楼へ。40元。ここも映画に出てきそうな大きな屋敷で、撮影に使われたドラマや映画のリストがあった。知らないのばっかりだったけど。中は陸巻古村の建物とよく似た感じ。村よりは豪華だけど、大差無いといえば大差無い。「大同小異」と運ちゃんも言ってた。
 でバス停まで戻ってきて80元(事前に決めてあった)+途中の駐車場代10元を払って終了。なかなか親切だった。内容も面白いには面白いんだけど、一人だとかなり不経済だと思う。できれば三人くらいで来ると良い。
 食事の事を忘れてた。太湖の魚の清蒸と汤と米饭50元。観光地価格?えらく高い。
 味はまあ、なるほどなあという感じ。味付けは良いのだけどやはり少し泥臭さがある。これがこの辺の農民料理だと言われると確かにそんな感じ。これも一種の観光かな。
 日が大分傾いてきた。今日はあと寒山寺に行こうと思うのだが間に合うかな?


5/29 19:20苏州太监弄のレストランにて

 昨日見て気になっていた新彊料理。実際その場に行く予定なんだから行ってから食べれば良さそうなものだが、好奇心には勝てなかった。今日はかなり金使ったから5元くらいで済ませるべきだったんだけど。
 バスで寒山寺近くまで行ってあとは10分くらい歩いて寒山寺へ。近くまで行っているのは1日10元の旅游专线だけで、他のバスでは結構歩くのでかなり不便である。入場料20元。(寒山寺といえば楓橋夜泊や寒山拾得です。念のため)北京でも思ったのだが、中国のお寺はピカピカに手入れしてあるのであまり歴史を感じられない。見るところはまあいろいろとあるのだが、感動するようなものではないと思う。日本人も少しいたが、大多数は中国人ツアー客。ガイドがマイクロフォンを使ってしゃべるのでうるさい。聞き取りの練習には良いけど。
 外に出てぶらぶらとバス停まで、のつもりがたぶん20分くらい歩いた。全く疲れる。流園路というところでバスを下り石路を歩く。石路は特に面白くないが南洁街というところは安いお店がいっぱいあって面白い。1元ショップ2元ショップもあった。Tシャツは15〜19元。
 そこから東へずっと歩く。吴趟坊という通りはいろいろな食堂があってどこもうまそうだったのだが、時間がちょっと早かった(6時くらい)ので今日はパス。明日また来たい。
 ずっと歩いて昨日と同じ太监弄へ。今食事中。
 そうそう、食事。涼面とパン。包子みたいなものだろうと思って頼んだのだが、見事にただのパン。わけわからず頼むとこういう奇怪な組合せになるから困る。涼面は結構辛い。ただ面がもにゃもにゃとなんだか柔らかくてちょっと気持ち悪いかも。普通の食堂で食べれば良かった。たぶん20元。
 そろそろ出よう。
 今日の歩数 34284 多そうだけどバスやタクシーにがたがた揺られた分がカウントされていると思う。実際は25000程度かと。


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