蘇州

その三 5/30


5/30 8:17蘇州駅行きバス内

 7:20くらい起床。今日までだったホステルの宿泊を一日延長する。40元。「住」の発音が最初通じなかった。南はchiがci、shiがsi、zhiがziという感じになまる。ときどき街で声をかけられるのだが「您吃什么?」を「您去什么?」と勘違いしてしまう。
 これから駅で切符を購入の予定。問題無く買えますかどうか。


5/30 9:04虎丘行きバス内

 拍子抜けするほどあっさり買えた。N503蘇州から杭州まで硬座44元。平日だからかな?
 駅前で朝食用に鮮肉包子。2個で1.5元。「ご一緒に豆乳はいかがですか?」と聞かれたが(おばちゃんだけど)、昨日午後の紅茶を買っておいたのでパスする。ところが包子を食べてみるとすごく皮が厚くて食べにくい。喉に詰まって吐きそうになった。豆乳も買っておいた方が良かったかも。
 虎丘についた。


5/30 12:28留園のバス停にて

 虎丘。60元。外国人多し。日本人、カナダ人(フランス語)、ドイツ人など。見所は丘の上の塔かな。ピサの斜塔並みにかなり傾いている。日本人相手の中国人ガイドが「地震がない自信があります」とかなりハイレベルなシャレを言っていた。他は何だろう?まあいろいろ。
 バスが来た。
 バスで留園へ移動。世界遺産。40元。園内では胡弓琵琶の演奏をやっていた。ここも外国人多し。面白い景色は多いのだが、全体像をとらえにくい。ぐるぐる回っているうちに完全に道に迷って、10分以上出口を探して歩き回ることになった。
 留園から歩いて西園へ。ここは見た感じ外国人は皆無でかなり静か。こっちの方が好きかもしれない。ここには羅漢堂があって、かなりの数の等身大か、おそらくそれ以上の大きさの羅漢像がある。本を読んでいたり、杖を持っていたり、眉毛が長かったり(羅漢というより仙人であるが)、鳩を持っていたり、猫を持っていたりいろいろ。見ていて面白い。一休みしてバス停へ戻る。
 喉が渇いたのでバス停前のコンビニでジュース3元を購入。飲んでみてどうも妙な味だとよく見てみると、盐汽水=Salt Soda=塩ソーダ。いろいろなものがあるものだ。まあ運動の後には良いかもしれない。
 という事でバスで拙政園へ移動中。


5/30 12:28留園のバス停にて

 蒸し暑い中麺食べたら頭がカッカしてきた。暑い。一休み。
 拙政園70元。ここはすごくきれい。やはりわかりにくいけど、地図を常にチェックして歩いていたら大丈夫だった。が特にきれい。
 しかしかなり蒸し暑くてひどく疲れた。こういうところは早く起きた朝とか休みの日に、のんびりと考え事をしたり読書をするところであって、高い金払って人ごみの中を(混んでいるというほどではないが、人は多い)、暑い中汗かいて一生懸命歩き回るところではないと思う。
 外に出たら入り口隣の店で鳝丝大排骨面。たぶん10元。味はまずまず。鳝とはタウナギとのこと。食べ終わったらもう汗だく。


5/30 21:58ユースホステルにて

 シャワー浴びて歯を磨いて寝る準備は完了。後は日記の整理なんだけど、これがまた大仕事だ。
 昼食を食べたら歩いて獅子林へ。30元。拙政園とは打って変わってこちらはごつごつした岩が林立している庭園である。岩が獅子のように見える、ということだろう。しかしこれ、どうやって作ったのだろう。石を持ってきて組み立てたのかな?岩山は、中に縦横無尽に道が造られていて、迷路のようになっている。さながら岩のジャングルジムか、立体迷路である。もちろんあえて迷うようになっているわけではなく基本的に一本道なのだが、とても入り組んでいて予想がつかないので、すぐに方向感覚が狂ってしまう。とても面白い。
 ここまで来てもういい加減疲れてしまって、池の中の亭で昼寝をする。ちょっと打とうとしようと思ったのだがすっかり寝込んだようで、中国人のおじさんに起こされた。まさか閉園まで寝過ごしたかと思ったが、実際は長くて10分くらいだと思う。それでもかなり体力は回復した。
 出ようとするとここもなかなか出られない。出口のある建物は目の前にあるのだが、その前の岩山をぐるぐる回るばかりでなかなか出口にたどり着けなくてあせる。途中何度かショートカットしてなんとかクリア。
 獅子林を出たら疲れているのでサイクルリキシャーみたいな(要するに自転車タクシー)のに乗って東園へ移動。5元。蘇州では観光地を中心に結構走っていて、一度乗ってみようと思っていたので。
 乗ると運転手が「東園はつまらないから美女のいるところへ行こう」と言い出して、5分くらい押し問答になった。結局「もういい」と一度下りたら後は素直に東園へ向かった。途中「どこの国だ?」から始まっていろいろと話をする。中国語がうまいと褒められたが、お世辞とわかっていても嬉しい。
 東園(10元)は言われた通り面白くなかったのでそのまま突っ切って、元々の目的の耦园へ。20元。東園とあわせて30元だと思っていたのだが、別々らしい。ただし耦园事態が面する道にはバスが通っていないので、相当歩くことになるはず。東園を通るとかなり速い。
 耦园は今までとは違って屋敷に付属の庭という感じ。他のところはかなり広いが、ここはこぢんまりとしていて、人も多くなく落ち着いていていい雰囲気である。今までと大きく違うところはないが、ちゃんとまとまっている。
 帰りがけに東園内の動物園も覗いてみようかと思ったのだが、もう閉まってた。バスを二本乗り継いで一度ホテルへ。
 ホテルの近くの中国銀行でお金を下ろして一休み。ホテル代や食事代はかなりしぼっているのだが、観光にやたらに金がかかる。
 その後、昨日見かけた食堂の並ぶ通りへ行って飯。バスがなかなか見つからず行くのをやめようかとも思ったが、意地でバスを見つけて移動。
 今日は疲れたので前菜とビール付きで多少豪華に注文する。酸辣泡菜、香辣红烧肉、紫菜蛋汤、米饭、三得利のビール。34元。やっぱりこういうところで食べる中華は良い。味もうまかった。肉はちょっと油っぽかったが、わかめ卵スープがさっぱりしていてなかなか効果的な組合せ。しかも安い。幸せ。
 バス一本でホテルのすぐ前まで戻り、日記着けたり何だり。今日は久々に良い夕食だった。
 今日の歩数 47200歩 いくら何でもそこまでは・・・結構歩いたのは確かだけど。


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