上海

その三 5/27


5/27 09:13ユースホステル

 朝飯食って帰ってきたところ。それだけで三千歩以上歩いてるんだよなあ。
 今朝は8時起床。同室の中国人の女の子がやたらおしゃべりで、昨日の晩、寝る準備をしてから一時間以上あれやこれや話す事に。日本語を教えたり、温泉とか寿司の話をしたり、国歌の話をしたり。日本の国歌が好きだと言われたのはちょっと意外。中国語の勉強になるのは良いけど寝るタイミングが難しくて困る。
 で朝起きて朝食。昨日と同じところへ。公園のまわりは小吃が多いみたい。今日は丸いのと四角いのボール状のあわせて2.8元。あと牛乳みたいの1.9元。普通の牛乳と、ヨーグルトもあったんだけど、どうしてもこういう怪しいのを選んでしまう。牛乳+卵+小麦だそうな。気持ち悪いかと思ったんだけどそうでもなかった。なんというか、ホットケーキを液体状にして飲んでいるような感じ(表現はかなり気持ち悪いけど)。朝、時間がないときにこれだけっていうのはありだと思う。他の食事と組み合わせるとちょっとくどい。丸いのはちょっと甘くて、四角いのはそうでもない。ボールは見た目そのまま、巨大なゴマ団子。これ一個で朝食に十分だと思う。食ってて量が多すぎて気持ち悪くなったので、半分くらいで捨てた。
 ホテルに戻り歯磨き。日記書き。これから豫园へ。


5/27 14:44东方路でバスを待ちながら

 上海に来て初めて晴れたんだけど、めちゃくちゃ暑い。東京の太陽とは違う、きつい日差しが肌を刺してくる。
 さっそくバスが来たので車内で続き。
 まずは豫园へ。ユースホステルからしばらく歩いてバス。2元。ちゃんと空調が効いていて気持ちいい。バスを下りてから豫园へ行くはずが道を間違えて反対方向へ行ってしまった。が、ここがまた本当の庶民の市場みたいなところで見ていてとても面白い。襄阳市场は「市場」としても「Fake」で、こここそ本当の「市場」という感じ。アジアはこういうところが一番好き。ただこういうところも、通りを抜けると突然30階建てのマンションがあったりする。
 気を取り直して豫园へ。ここでも入り口を行き過ぎてしまったんだけど、そこがまた庶民的な服飾市場みたいになっていて面白い。Tシャツは15元くらいで売ってたみたい。腹立つから聞かなかったけど。
 豫园に入る前に、隣の上海城隍庙というお寺を見学。5元。観光スポットじゃなくて、本当のお寺。いろいろ神様がいたんだけど、日本の仏像などに比べてカラフルで、その分人形っぽく見えてしまうような気がする。中国人のやり方を見て見よう見まねでお祈りしてきた。お賽銭を入れて三回叩頭というのが正解っぽい。お年寄りはもちろん若い人もちゃんとお祈りしてた。ここはお薦め。
 ようやく豫园へ。(40元)土曜日ということもあってものすごく混んでる。外国人多いね。日本人ツアー客も多い。どこへ行っても日本語か英語のガイドの説明が聞こえてくるのですごく便利。とろいのでいちいち全部は聞かなかったけど。ガイドはほとんど中国人だけど、英語は流暢。中はいかにも中国っぽい景色ばかりで面白かったけど、全体が秩序だっていない感じで、迷路みたいになっていて見学しにくい。素直にツアーに紛れ込んでついて行った方が良かったかも。
 出たあと近くで水2元を買って適当な店で食事。牛肉拉面二两3.5元。なんかカレーっぽい味がしたんだけど?味はまあまあ。上海は全体的に薄味かな?薄味だと香草がアクセントになって良い。中国人でも香草抜きで注文する人はいたけど。
 着いた。


5/27 19:05ユースホステル

 これから何人かと食事。
 続き。面と一緒に水饺も注文したはずなんだけど出てこなかった。8人分の出前作ってたので作れなかったのかな?ちょっと食べたかったので残念。飯食って歩いてたら福佑路の辺に小物市場があったので寄ってみる。文房具とか帽子とかスリッパとかおもちゃとかいろいろと売っていて面白い。時刻表用にポストイット5元とチェックペン3元を購入。ここの3階はカバン市場になっていた。品揃えも良いし襄阳市场よりもここで買った方が良かったかも。ちょうどヤオハン行きのバスがあったので行ってみる。まあ上海で良くありそうなデパート。特に買うものもないのですぐに出る。表では・・・


5/28 00:35ユースホステル

 やっと帰ってきた。少なくとも今日の分は書いてしまわねば。
 ヤオハンの表では何やらイベントをやっていて、表側では6月1日の子供の日にちなんで、子供向けのイベントをやっていた。5〜6歳の女の子が舞台で踊っている。MCも子供。子供を働かせて子供のためのイベントというのも矛盾しているような気がするけど。その舞台の裏側では何やらヨーヨーのイベント。そういえばヨーヨーを持った子供を良く見かけていたのだが、上海ではヨーヨーが流行ってるっぽい。テレビでヨーヨーのアニメをやっているみたい。日本のベイブレードみたいなもんか。ただイベント自体は子供が勝手に舞台に登って何かやっているだけで、表に比べてぐだぐだな感じ。ショーの間の時間なのかもしれないけど。適当に上海の子供事情を見学してホテルに戻る。
 ホテルでは例によって日記の入力をしつつ一休み。同室の日本人の人と夕食の約束をする。
 16時に上海新天地に移動。昔の上海の町並みを再現したところに、スターバックスとかいろいろな店が入っている。横浜の赤レンガ倉庫みたいな感じ。正直全く興味無し。高そうだし人は多いし。観光スポットで外国人が多い。日本のツアー客もいる。むしろ興味深かったのは共産党第一回大会の跡地。歴史資料館みたいになっていて、中国人がたくさん記念写真を撮っていたんだけど、ちょうどここを取り囲むように上海新天地が作られている。共産党発足の聖地が、彼らが打倒を目指した「堕落した資本主義」の建物群に囲まれているのは何とも皮肉なものである。
 つまらなかったのでさっさとホテルに戻る。約束までの時間をポッドキャスト見たり日記書いたりして過ごそうと思っていたのだが、再び同室の中国人に捕まり、今日買ってきたらしいaikoの「えりあし」という曲の歌詞の意味を中国語で説明する。「えりあし」ってどう説明するんだろう?あと彼女には「好きだから意地悪した」みたいな歌詞が理解できなかったみたい。これも一種のカルチャーギャップかな?
 夕食は日本人二人の当初の予定から、同室の中国人の女の子二人と、別のユースホステルの中国人(男)二人が加わって計6人となった。当然ほとんど中国語(いくらか英語が交じる)。そういう「中国語を話すのが当たり前」の状態ってすごく勉強になると思う。とりあえず話を聞き取れている範囲では積極的に口を出す。aikoの女の子は割と気を使ってくれたので助かった。
 ちなみに6人の内訳は求職者4人、出張1人、ニート1人という感じ。中国人のうち二人はイギリス留学経験者、一人は北京のコンサル会社勤務で英語ばりばり、一人はIT関連の求職者で、携帯のマーケットがどうとか、ACERがどうとか、ビジネス系の話が多かった。話の流れはかなり把握できてたかな。細かくは聞き取っていなくても、何のテーマについて話しているかくらいはわかった。
 割り勘で45元。277元の請求を270元に値切ってた。食事代まで値切れるとは驚き。
 若干食べ足りなかったので(比較的高い店だったのとご飯とか麺の主食を頼まなかったので)日本人二人だけで別の店にハシゴ。ホテルの西の方のいろいろな料理が集まっている通り。もうかなり遅くなっていたけどかなりの人出だった。四川料理一人14元(こういうのこういうの)。中国に関していろいろ話をしつつ食べる。うまかった。それほど辛くない。ちなみに中国ではサイゼリヤが大人気らしい。
 で12時過ぎにようやくホテルに戻る。もう寝る。明日は蘇州に移動の予定。
 今日の歩数・・・28573歩 昨日より増えてる・・・
 
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