サパ
その二 11/20
暇なのでロータリーを一回りして戻って来たらちょうど列車が入って来たところだったので乗り込む。隣は英語の出来る若い女の子(ターニャンというなまえらしい)でラッキー。
昨日の件。昨日は朝から雨。八時くらいに市場に朝食を買いに行く。フランスパンにツナみたいなのと胡瓜、ニョクマムを挟んだもの5000ドン、なんか甘い味付けのご飯2000ドン。パンがさくさくでおいしかった。思えば中国でパンなんてほとんど食べてないもんなあ。
準備して9:30にフロントに下りてほどなくやって来たガイドと合流。俺、アイルランド人女性、タイ人、マレーシア人、ベトナム人ガイドというなかなかの多国籍軍。濃い霧の中を出発する。
しばらく平坦な道を歩き10時くらいに第一休憩地点に到着。モン族の人々がたくさんいて、竹の杖やお土産を売りつけてくる。誰かが買ったサトウキビをかじり、俺が中国から持って来た干果類を皆で食べる。葡萄干もっと買っておけば良かった。
ここからは一路峡谷を下っていく。と同時に雨が降りだす。下り坂が滑って危なくて仕方ない。しかし周りのモン族の棚田の風景はとても美しい。
途中から雨が激しく降り出して第二休憩地点で雨宿り。雨がやむ気配は一向に無く、道は更に滑りやすさを増す。滑りやすい、というよりも滑って歩けない道を滑り降りたり、足場を何とか探して下りて行くという状況である。途中一度尻餅をついて泥だらけになる。転んだあとはもうなりふり構っていられなくなり、道ばたの竹につかまったり、草をつかんだりして、何とか滑り降りて行く。靴などは完全に泥まみれである。
そんな道を二十分ほど下ってようやく峡谷の底、河原に到着。休憩時間に泥を落とす。河原のあぜ道のようなところを更に歩いて吊り橋のたもとで昼食。フランスパン、胡瓜とトマトのスライス、卵焼き、チーズ、バナナなどなんだかホテルの朝食みたいなの。少数民族の食事を期待していたのにがっかり。まあフランスの影響を受けたベトナムらしいといえばらしいけど。
昼食後再び雨の中を歩く。相変わらず道は滑りやすいけど、平地なのでまだマシである。第二の村の小学校は日本の寄付で建てられたらしく、日の丸とベトナム国旗のプレートが飾ってあった。自分の寄付ではないが、ちょっとうれしい。そういえば中国でこんなの見たことないな。そこからほどなくトレッキングは終了。待っていたバスに乗ってサパの町に戻る。行程的には楽なんだけど、雨と滑る道でかなり疲れた。
ホテルに戻り、靴、靴下、ジーンズを手洗いする。相変わらず雨が降ったりやんだりで乾きそうにもないが。市場に行っておやつに丸い揚げ餅とひねったやつ二個と一個3000ドン。フロントでお湯をもらって滇红茶を入れて休憩。あとフロントで翌日ハノイ行きのチケットを手配してもらう。ラオカイまで25000ドン。ラオカイからハノイまで鉄道6ドル。
夕方までホテルにこもって(雨が降っていてどうしようもない)18:30に夕食に出発。昨日の店に行って鳥肉の何かを頼む。味は悪くないんだけど、骨だらけで食べにくかった。先客が一人いたんだけど、俺も向こうも驚いたことに日本人だった。俺も向こうも暇なので食べ終わってもそのまま居座って(別の客はいなかったし)、その店の中学生くらいの女の子と遊んだり、手製のワインを味わったり、テレビを見たりしてのんびりする。45000ドン。高いな。
あとはその日本人の人に教えてもらったネットカフェでメールをチェックして、ホテルに戻る。またDVDで勉強。寝る。
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