中国 河口→ベトナム ラオカイ そしてサパ
その一 11/19
今日ついに中国を出国し、今ベトナムにいる。通貨単位が変わって頭の中がパニック中。やっと少し慣れて来たところである。
今朝は八時過ぎに河口に到着。途中道が悪かったせいか、予想よりも時間がかかった。ここは打洛とは打って変わってかなり大きな町である。しかしここに到るバスは最悪の一言。一晩中バスはジャンプし続けて、ほとんど眠れなかった。ほんの少しの平坦な道と、少しの停車中にうつらうつらする程度。となりの人はガーガーいびきをかいて寝ていたが、ほんと尊敬する。すごい。
中国出国、ベトナム入国は全く何の問題も無し。中国のビザはギリギリのはずだけど数えもしていなかったし、ベトナムのビザも14日間無条件でもらえた。
イミグレの出口近くの窓口で呼び止められて元をドンに両替してもらう。1元1800ドンで500元分。数字が極端に違うもので頭がパニック中。しかもベトナム人は1000以下を省略して5万ドンを50とかいうから余計に訳が分からなくなる。サパ行きのバスに5万ドン、親切に朝食を案内してもらって食べた、かの有名なフォーに1万ドンを払ったんだけど、高いのか安いのか、そもそも自分がいくら払っているのかさっぱり分からない。
朝食を食べ終わってサパ行きのバスに乗り、中国と同じように町中客を求めて走り回ったあと、一時間ちょっとでサパに到着。
サパではまずホテル探し。ユースホステルがあるはずなのでそこに行こうと思ったんだけど、場所が分からないし聞いても誰も分からないので(昆明のホステルのカードのユースホステルの青いマークを指差したんだけど)、中心広場の教会近くでホテルの客引きと交渉。10人くらいに囲まれてちょっとした騒ぎになった。一部屋4ドルが3ドルになり2ドルになり1ドルになる。1ドルになった人に着いていくけど、ホテルについてみたら「1ドルの部屋なんてねーよ」とのこと。中国では値段交渉がまとまったらどんなことがあっても値段は変わらないのだが(例えば5元のものを3元に値切って5元札を渡しても、おつりを出し渋るようなことは無い)、ここら辺は文化の違いなのだろうか。まあ部屋はきれいだし十分安いと思うので4ドルを3ドルに値切ってチェックイン。中国では先払い+押金が普通だが、こちらは金を払わなくていい代わりに、パスポートを取られる。
サパに来て市場だけ見て帰るのもなんなので、明日はトレッキングに参加することに。フロントで説明を聞いて申し込み。ガイド、昼食、チケット、帰りのジープで10ドル。ちょっとは値切るべきだった。来てまだ一日目、どうもコツがつかめない。
市場で食事をしようとホテルを出たところでバイクタクシーの客引きに捕まる。滝があると言われては行かないわけにはいかない。6ドルというのを4ドル弱(1ドルは16000ドンで換算するのだが、64000ドンのところを60000ドン)に値切って出発。まず市場で食事。シーサンパンナでおなじみの竹筒飯2本、20000ドン。味はともかく異常に高いような気が。景洪では1元(=1800ドン)だったのに。じゃあボラれたのかというとあまりそういう感じでもない、ちょっと変な感じ。ちなみにバイクは往復で26kmあることを考えると比較的安いかなあと。中国の食費が安すぎるだけかもしれない。
飯を食べている途中でスコールを経験。本当にどっと降ってすぐにやんだ。なるほど。
トックバックの滝。落差は大きいけど水量はあまり多くなく、かつ六段くらいに分かれているので、見応えはあまり無い。門票5000ドン。滝の行き帰りには美しい峡谷と村を見ることができる。
ホテルに戻り市場を散策する。独特の衣装のモン族の人々で溢れている。デジカメケース用のヒモ5000ドン、みかん1kg10000ドン、揚げた餅みたいなの1000ドン、揚げた春巻き2000ドン。餅みたいなのはおいしかった。
市場から出て町を歩き回り教会を見ていたら、礼拝が始まったので見学。モン族の人でいっぱいになっていた。みな敬虔なキリスト教徒らしい。しばらく眺めていたけど司祭(神父?)の話が長くて何を言っているのかさっぱり分からないし、かつバスの中であまり寝ていないこともあり、途中で猛烈に眠くなって来たので、ホテルに帰って昼寝。もう四時過ぎだろうと思ってたらまだ三時前だった。中国との時差たった一時間だが、それでもちょっと混乱してる。
10:30発ハノイ行きまであと一時間もある。待合室のテレビでは日本のドラマを放送している。たしか2、3年前の朝の連ドラである。ベトナムで放送されている海外ドラマは吹き替えではなく、一人の人が延々と翻訳し続けるスタイル。昨日会った日本人が「ナレーション」と表現していたけどまさにそんな感じ。違和感があって面白い。
おとといの続き。やっぱり寝不足だったのか六時近くまでぐっすり眠り、6:30くらいに食事に出かける。市場近くの食堂。英語書きのメニューがあったので助かった。豚肉の炒めたの20000ドン、ごはん5000ドン。元々ちゃんと味がついていたけど更にニョクマムをつけて食べる。なかなかおいしい。ほんの少しだけ英語が通じた。
一度ホテルに戻りiBookを担いでネットカフェみたいなところへ。iBookをネットに繋げようと30分ほど頑張るが、どうしても繋がらなかった。iBookの問題かなあ?仕方ないのでメールだけでもチェックしようとしたらPCには日本語のフォントすら入っていなかった。結局何も出来ずホテルに戻る(お金は請求されなかった)。ホテルの近くで水とビール一本ずつ15000ドン。ホテルでビールを飲みながらDVD見て中国語の復習。
|
|