梅里雪山(大本営)
その四 11/8
昨日のこと。
昨日は八時くらいにバタバタと朝食(卵面)を食べて出発。前日見つけた(といっても歩いて数分の隣だが)飄々客桟一泊20元。静かできれいで客も少なくて居心地が良い。
そこから七人で大本営に出発。大本営というとなんだか大仰だが、要はカワグボ峰登山のベースキャンプである。といっても別に登山するわけではない。また現在カワグボ峰の登山は禁止されている。
昨日で懲りた大雷は始めから馬で、何剣と江妍も馬で、黄虫は始めから一番後ろで、結局また俺とエコーと好人の三人で登る。大本営まで片道12kmということでかなりきついんじゃないかとビビってたんだけど二時間もかからずに丫口を越えて、そこからは下りで前日の登山よりは大分楽だった。そのかわり雪融けと馬の足で道がぐちゃぐちゃになっていてかなり歩きにくい。
12時前に大本営に到着。B.C.と言うことだけあって雪山が目の前にある感じで迫力がある。そのかわり周りはとても汚い。至る所カップラーメンを食べた白いフォークが捨ててある。途中の山道もゴミだらけである。見ていて悲しくなった。
ちょっと休憩を取ってすぐに出発。氷湖と氷河を見に行く。途中道がわからなくなってどうなるかと思ったけど、なんとかかんとか氷湖に到着。結構危険な道である。
氷湖。その名の通り凍っている。きれい。寒い。昼食代わりに大餅をひとかけらとソーセージやチョコレートを食べる。正直なところ食事というよりおやつ程度である。もっと準備をすべきだと思うんだけど、中国人はあまりそういうところに気を配らない。結構きつかった。
そこからは一路川べりの岩だらけのところを(道ではない)下る。相当危険である。
11/11(たぶん) 10:55 | 下関行きバス内にて |
久々に一人になった。やっぱり自由で良い。エコーや大雷と行動していた時は楽しかったしいろいろ便利だったけど、イライラさせられることもしばしばあったし。しばらくは一人で好きにやるかな。
11/8分の続き。岩だらけの水の無い河床を一時間近く下って大本営に到着。しばらく休んでから下山開始。下山は楽なはずだったんだけど問題が二つ発生。一つは雪融けと馬の足で道が泥だらけのぐちゃぐちゃになっていたこと。もう一つは飛来寺から一緒に来た若いカップル(夫婦?)何剣と江妍が山歩きに全く慣れていなくて歩きがものすごく遅いこと。元々は馬で登っていたんだけど、下山は馬は恐いということで一緒に歩いて下ることになったのだが・・・。はっきり言って足手まといだった。ドロドロの滑りやすい下り道ではいちいち「どこを踏めば良いんだ?」とこっちがいちいち指示しなくてはいけない。好人、大雷、エコーの三人は途中まで一緒だったものの我慢しきれなくなって先に行ってしまって、結局俺が一人で彼らの面倒を見るはめに。面倒なのはともかく、とにかく歩きが遅くて、下っているうちに辺りはどんどん暗くなってきてかなり焦った。何とかかんとか暗くなりきる前に下山できて、刻一刻と暗くなって行く中を村へと急いで帰る。村に入った時はもう真っ暗である。正直もう二十分遅かったらかなり危なかったんじゃないかと思う(俺がサポートしなかったら二人は遭難してたかも)。
よるはもうみんな疲れ果てていたので飄々で適当に食事。味はまあまあだったけど普通の中華だったのが残念。せっかくだから藏族の食事を食べたかった。
今日の歩数 30170歩 27.15km?
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