梅里雪山(徳欽)

その一 11/5


11/5 13:50徳欽行きバス内にて

 はみぞれまじりの雪。霧。寒い。
 そもそもなぜ梅里雪山に行くことになったかというと、これもエコーに誘われてのこと。向こうは費用と危険をシェアする道連れが欲しい、こちらはどこに行ったら面白いか、どうやって行けばいいか分からないのでガイド役が欲しい、と利害が一致したというわけである。梅里に関しては青藏鉄路で胡哥にきれいだきれいだとさんざん吹き込まれていたし、他の中国人も口を揃えて勧めてくるので、もともと行ってみたいとは思っていて、都合が良かったといえば都合が良かった。
 今朝は七時起床。大雷は一足先に徳欽行きのバスチケットを買いに行き(俺たちは昨日の朝、山登りの前に買っておいた)、俺とエコーそれに見送りの晓敏の三人はタクシーでバス停まで移動。6元。晓敏は後のバスで丽江へ行く予定。
 バス停の近くで朝食。また米線4元。もう飽きた。ここで晓敏と別れて大雷と合流。三人でバスに乗り徳欽を目指しているところである。バスはシャングリラを出てから延々と峡谷の中を登ったり下りたり、バスの片側は常に深い谷という状況である。道から落ちたら乗客乗員全員死亡は間違いない。景色としては面白いけどちょっと怖い。途中10:30に早い昼食をとって三時くらいに着くという話だけどどうだか。ここはちょっと高くても包车で所々停まって景色を眺めたり写真を撮ったりしながら通る方が楽しそうだ。


11/6 20:00飞来寺の酒吧にて

 昨日のことをさっさと書いておく。
 15時徳欽着。雨が降っていたので飛来寺に行くのはやめて徳欽に泊まることにする。招待所一人10元。あまりきれいじゃないけど仕方ない。その後徳欽の街を散歩。山の斜面に作られた小さな街である。めちゃめちゃ寒いので手袋5元とコート250元を購入する。あと牦牛骨头の箸4元。エコーと大雷はお土産物屋でかなりの時間を過ごしている。
 バス停で知り合った夫婦と合流して夕食に火鍋。そんなに辛くはなかった。一人16元。翌日は俺ら三人と夫婦の五人で明永の氷河に行くことで相談がまとまる。俺はどうでもいいよという状態。夜はすることも無いので9時くらいに就寝。


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