ラサ〜上海
その一 10/18
ちょっと風邪気味。鼻の裏あたりが痛い。かなり乾燥しているのだろう。上海ではゆっくり休もう。そういえばさっき列車の一番後ろで蘇州の人と話をしていたら、蘇州は28度もあるって言ってたな。本当にそんなに暑いのか?
今朝は六時起床。こそこそと荷物をまとめて6:30に出発。よく寝ていたので韓さんに挨拶できなかったのが残念。どういうわけか、イギリス人の女の子(昆明へ)、広東グループ四人(ネパールへ)、広東の女性一人(広東仏山へ)、俺と、今日一日でどっとラサを発つことになっているのだが、その一番手として出発。30分ほど歩いて公交公司へ行き、91路のバスで駅へ。何の目的か分からないんだけど、藏民がいっぱい乗っている。
駅には7:30くらいに着いて荷物チェックを受けて中へ。さすがにピカピカである。また待合室が中国とは思えないほどきれいで驚いた。
トイレに行ってから、座って電車に乗るための誓約書(私は5000mの高度にも耐えられるだけ健康です云々)を書き始めたらすぐに検札が始まったので中へ入る。
列車も新品でとてもきれい。软卧のように廊下の天井部分に荷物を置けるようになっているのだが、向かいの一号の上舖(俺は二号上舖)と荷物置き場に列車の荷物(布団カバーなど)がいっぱい置かれていて荷物を置けないので自分で片付けてスペースを確保する。俺のコンパートメントは五人で(一号上舖は完全に荷物置き場)、上海の73歳のご老人楊さんと、杭州の胡さんと、ポーランドのJacek(ジャック。ポーランド語ではヤチェク)と、ラサの人と俺。なかなかバラエティーに富んでいる。列車が動き始めてから、俺が英語/中国語の通訳を拙い英語でしながらひとしきり話をする。どういうルートでラサに行ったとかカメラ談義とか。
しばらく列車が走った後解散して思い思いに景色を楽しむ。5000m急の雪をいただいた山々、凍土の平原、ヤクや羊、藏民の家、半分凍った河、湖、湿地。風景がとにかく美しい。鉄道マニアでなくとも一見の価値は大いにある。
こちらに写真をまとめておいておく
12時ちょっと前に買っておいたカップラーメンで昼食。盒饭も売ってたけど15元とおそろしく高い。食べ終わったところで那曲駅に着いたので外に出て記念撮影など。駅といっても人の乗り降りなんて無さそうだけど。この後日記書き、昼寝、雑談など。
今、外の風景は相変わらず。さすがに少し飽きた。もう少しで海抜5072mの駅、唐古拉山駅に着く予定。
15:06、唐古拉山駅を通過。停まって記念撮影かと思ったら停まらなかった。つまらん。仕方ないので酸素吸入でも試してみるか。
西宁を過ぎてしばらく立ったところ。昨日は写真を取りまくっていた同行の人々もすっかり落ち着いて座っている。
昨日の続き。といっても特に書くことないなあ。夕食は盒饭15元。高くてまずい。けどまあ仕方ないかなあ。もっとカップラーメンを持ち込んでおくべきだったかも。粥とかもあるし。
夕食を食べてからiBookを引っ張りだして胡さんの写真を見せてもらう。康定あたりのを見たかったんだけど、ポータブルHDDが壊れて全部無くなってしまったんだそうだ。かわりにCDに焼いた麗江の写真を見せてもらう。きれいなものである。しばらく見てたら老楊が寝るということで別の車両に移動して充電しながらしばらく写真の整理。各車両いくつかの電源があるんだけど、どこも携帯の充電に使われている。まあそれは良いんだけど、充電器がばかでかくて、せっかく二つある電源を一つで塞いでしまっているんだよなあ。もう少し他の人のことを考えた設計しろよ。
23:30くらいにゴルムドに到着。下りてみるけどやっぱり何もなかった。
今日の歩数 6233歩
|
|