ラサ
その一 10/13
腹減った。朝食を配り始めている。早く来い。
今朝は5時40分過ぎに起床。5時40分発ということで5時25分に目覚ましをかけたんだけど、完全に寝過ごした。扉をバタバタと叩く音で目が覚める。あわてて服を着て荷物を持って中庭に下りたんだけど、焦っていたせいか、酔いが残っていたのか、暗かったのか
・・・朝食終了。全然おいしくはないけどとりあえず空腹は緩和された。
・・・暗かったせいか中庭に下りる最後の階段を踏み違えて左足首をねんざしてしまった。ラサで飛んだりはねたりはしないと思うけど、結構痛い。で鍵を返して痛む足を引きずり、重いカバンを抱えて、ホステルの前のでこぼこの道を穴に落ちないように気をつけながら(マンホールの穴がむき出しで開いている)必死で歩いて、送迎の車に乗り、成都の飛行場に着き、飛行機に乗り、今ラサへの途上、という感じ。時間的にも体力的にも飛行場の中を見て回る余裕はなかった。
朝食を食べてようやく落ち着いてきたかなあ。ラサに着くまでに一眠りしておかないと。
今日は本当に参った。肉体的にも精神的にも。飛行場に着いて荷物が出てくるのを待つけど、なぜかカートだけ出てきて本体の方は待てど暮らせど一向に出てこない。結局出てこず。服務員に聞くとラサにも成都にもないからあきらめろ、と言う。好吗?って良いわけねえだろうが。成都で荷物を預けるときに面倒なのでカートに乗せたまま預けたんだけど、途中で荷物が脱落してカートだけ来てしまったらしい。なもんで完全なlost baggageとも言えないのがややこしい。ラサの服務員に落ち度はないし(親切に対応してくれたとは決して言えないけど)、これ以上押し問答しても仕方がないので、とりあえず市内まで行って中国航空のオフィスに怒鳴り込むことにする。とまあ簡単に書いているけど、この先どこまで旅行を続けられるか(特にモチベーションの面で)かなり悩んだ。幸いパスポートとATMカードは携帯していたのでのたれ死ぬ心配は無かったけど。
今日は一日調子が悪くて頭が少し痛い。二日酔い?寝不足?高山病?全部?あるいは心労?なんにせよ疲れた。
空港からは25元のバスで市内へ。バスはポタラ宮の向いのターミナルに到着。それにしてもポタラ宮の迫力には圧倒された。そんなに期待してなかった(というか荷物のことでそれどころではなかった)のでかなり感動。ただしラサ市内の様子には少しがっかりした。完全に中国である。確かにチベット族の人(藏民)が多く歩いてはいるものの、カシュガルのような異国情緒は全くないと思う。もう少し違う雰囲気を想像していたんだけど。
バス停の近くで砂鍋餃子(8元)というのを食べて(寒かったので)、サイクルリキシャーのおっちゃんにユースホステルまで連れていってもらう。荷物が全く無くて場所がよくわからなかったんだけど、おっちゃんが知っていたので助かった。
ホステルは多人間で20元。12人部屋。なんだかすごくいっぱい部屋がある。フロントで中国航空のオフィスの場所を聞いて、歩いて向かう。サイクルに乗って行きたかったんだけど、なんだか高かったので結局歩いていった。足が痛い。で、何とかたどり着いたらオフィスじゃなくてただのチケット売り場だった。どうもラサにはオフィスがないらしい。仕方がないのでバスに乗ってホステルに戻り、フロントでどうしたら良いかちょっと相談してから部屋で寝る。この辺からちょっと頭が痛くなってきたので休憩。
ひとしきり寝たあと(ほとんど眠れなかったけど)ホステルの隣で成都のホステルに電話をしてみる。旅游台の兄ちゃんに代わってもらったらいきなり「飛行場に荷物を忘れただろ?」俺が忘れたわけじゃないんだけどとにかく成都にあるらしい。そのあと成都空港に電話をして、明日の飛行機で送ってもらうことになった。明日また飛行場まで行くのは面倒ではあるけど、とにかく見つかって良かった。まあ手元に戻るまでは安心できないけど。
そうそう荷物が見つかる前に近くの雑貨屋で水、タオル、歯ブラシなどを購入。23元。1.5lの水が8元、500mlの水が4元だと。ラサは物価が異常に高い。
またホステルに戻って一休みしたあと、夕食へ。牛肉面5元。炒菜は15〜20元とめちゃめちゃ高い。ちょっと歩いた限りでは西藏特色菜の店は見つからなかった。道ばたでヨーグルトを売っているのは見かけたけど。
そのあとネットカフェで暇をつぶして帰還。本当は茶館で本でも読みたかったんだけど、近くでは見つからなかった。することないからさっさと寝るかな。この辺の店は20時にはほとんど閉まってしまうようだ。あとラサはさすがに外国人が多い。道を歩いている人の5人に1人は外国人のような気がする。
今日の歩数 15653歩
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