昆明
その三 10/29
久々に拉面を食べる。この辺にはいろいろおいしそうな炒菜があってそっちを食べたかったんだけど、まだ腹痛が怖いので面にしておく。お腹を壊すと道ばたのうまそうなものを好きなように食べられないのが一番つらい。
なんだかまた風邪を引きそうだ。
今朝は起きてすぐにこそこそと荷物をまとめてチェックアウト。フロントで石林の話をしたら、ヨーロッパの女性が一人石林に行くのでつきあってやってくれとのこと。スペインはバルセロナのモニカさん。スペイン語を勉強するチャンス、と思っても英語しゃべるのにいっぱいいっぱいでそれどころではなかった。休みが七週間しか無いのよ、と彼女。七週間も休みもらったら十分だろう。欧米の人と話をするたびにいつもうらやましく思う。今度は外資系の企業につとめようかな?
昨日と同じルートで石林へ。驚いたことにバスはガラガラである。30人くらい乗りの大型バスで客は7、8人。こんなガラガラの状態でバスが出るなんて中国で初めての経験である。どうりで昨日は時間通りに出発したわけだ。おまけに出発前に300mlの水を一本配ってくれた(思わずタダかどうか確認してしまった)。どうやら昆明のバスの競争は相当すさまじいらしい。
一時間半ほどで石林に到着。まず門票140元ということに驚かされる。学割で100元。それにしても高い。
石林の中もモニカと一緒に行動。たまにはこういうのも良いかなあとも思うけど、いちいち相手に気を使わなくちゃいけないのがやっぱり面倒くさい。良くない考え方とは思うけど。
大石林、小石林を一時間半ほどかけて散策。天下の奇観というだけのことはある。大石林の中に入るとまるで蘇州の獅子林のような迷路、外から見るとまさに石の林、という感じ。見応えは十分である。門票高いけど。ガイドさんの民族衣装も良い。
バス停の前で果物を買って昼食の代わりにする。初めて見る小さい果物一個1元を4個。オレンジ色の果肉でメロンみたいな味がする。他にも巨大な梨みたいなのとか、茶色い珊瑚みたいなのとか、妙なものがいろいろとあった。ちょっと高いなあとは思ったものの、他の食堂では南瓜餅15元とか蜂蜜の何とか餅(写真見るとホットケーキみたいな感じ)20元とか、そんなのに比べるとよっぽど安い。
昆明行きのバス20元で駅まで行き、そこでモニカと別れて花鳥市場へ。でも玉などの土産物が主で花はそんなに多くなく、鳥に至ってはほとんどなかったのでちょっとがっかり。モニカは犬がいっぱいいると言ってたんだけど、違うところに行ったのかなあ?
花鳥市場よりはその周りの小吃の方がよっぽど楽しそうだったんだけど、まだ怖いのでパス。つらい。
そこから南へ歩いて二つの仏塔を眺めてからホステルへ戻る。もうモニカも戻ってると思ったんだけど、まだだった。ちゃんとお別れを言えなかったなあ。Adios.預けておいた荷物を受け取って、猫と犬にお別れして出発。
駅前の長距離バス停の前で客引きと交渉。臥舖70元。昨日と同じところで声をかけられたので、昨日のおばちゃんと同じ会社かと思ったら、違うバス停に連れて行かれてしまった。同じ値段で別の車に乗るのはちょっと悪いことをした気がする。60元くらいに値切れば良かった。
カバンを車の中に置いて食事に行く(ひどく不用心な感じもするが、こういうのにはもう慣れた。他の国ではやるべきでないと思うけど)。食事はさんざん迷って結局拉面。ホテルに泊まるならともかく、バス移動だから慎重にならざるを得ない。その午後時間が無くて行けなかったマッサージへ。全身マッサージ一時間で20元。本当は腰を重点的に攻めて欲しかったんだけど、どこが悪いかとか何も聞かず、標準コースといった内容だった。上半身は正直ほとんど使ってないのでくすぐったいばかりだったけど、足、特にふくらはぎはかなり痛かった。今度は足裏と腰痛をやってもらおう。ちなみにやってくれたのは女の子だったけど、もちろんそういうサービスは無し。そもそも20元だし。
20:30くらいにバス停に戻ると、バスがいなくてちょっとだけ焦った。でも不安に思うというより、また面倒くさいなあという感じ。いろいろ聞いて回って見つけることができた。バス停の外の道ばたに停まってた。中国語ができると助かる。
・・・今新しい客が乗ってきたんだけど、上舖で100元取られてた。もう時間が遅くて他のバスを見つけにくいということで足下を見られたのだろう。面白い。
今日の歩数 19201歩
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