シーサンパンナ

その三 11/15


11/15 11:05打洛行きバス内にて

 工事は続くよ、いつまでも。
 今朝は7:20くらいに起床。頑張って起きる。チェックアウトしてまず長距離ターミナルへ行き、荷物を預ける。二つで4元。荷物はやばいくらいに多いのだが、昆明まであと少しだ。長距離ターミナルにも打洛行きのバスがあるにはあるのだが、次が九時発で一時間以上あるのでやめで、近距離ターミナルの方へ移動。こちらは八時発、三分後のバスがあった。早いのは良いけど朝飯食う時間がないのは不便。しかももちろん時間通りには出発せず、8:30くらいにようやく出発。勐海を経てどこぞの工事現場で停車中。腹減った。
 ようやく出発。


11/15 14:49打洛バスターミナルにて

 今日は比較的楽な一日だった。まだ終わってないけど。疲れもだいぶ抜けて来たようだ。
 12時ちょうどに打洛に到着。国境の町ということでそれなりに賑わっているのかと思ったら閑散としたかなりの田舎町である。まあミャンマーとの国境は瑞丽がメインみたいだからこんなものかな。すごく静かでのどかなところともいえる。
 バス停の前の庭?で昼食。炒肉白菜6元。めちゃめちゃうまかった。ただし辣子ちょっとにしてくれと言ったのにかなり辛い。


11/15 20:37昆明行きバス内にて

 バスは意外と正確に(7、8分遅れ)出発。まだ席埋まってないのになんでだろ?
 昼食を食べたら老板に森林公園の方向を聞いて、写真など撮りながらのんびりと歩く。昨日にも増して暑い。田舎町の雰囲気を味わいながらのんびり歩いているとタクシーがやってきた。このままただ歩いていても良かったんだけどせっかくなので話を聞いてみると、ミャンマーの国境まであと三十何kmあって、国境まで行って独樹成林行って三時までにバス停に戻って100元だという。80元に値切って乗ることにする。


11/16 13:39茶葉市場脇の食堂にて

 昨日の続き。
 タクシーは走り始めてすぐに独樹成林に到着。門票10元、学割5元。原始林かと思っていたら木が一本(?)あるだけだった。通りで安いわけだ。一本といっても一本の木からつるが垂れ下がって根を下ろし、また別のつるが木となり、という感じでまさに一本の木が林を成しているような状態である。なかなかの奇観だ。ただこういう木がいっぱいある原始林だと思っていたので少し拍子抜け。
 そこからまたちょっと走ってミャンマーとの国境に到着。5kmも走ってないはず。おそらく生まれて初めて見る陸の国境である。それだけだけど。運ちゃんは国境を越えてミャンマーの中を案内してやると言うけど、人民元が使えて普通話が通じるところを歩いても中国と何の変わりもないのでパスする。多くの中国人ツアー客がミャンマーに一時入境するツアーに参加しているらしいけど、そんなの何が面白いんだか。


11/16 17:33雲南日報社前バス停にて

 でたったの四十分足らずでバス停に戻る。30元でも高すぎるくらいの距離で頭に来てけんかしたんだけど、顔を見るのもむかつくので80元払って追っ払った。まじでむかつく。ただ俺の方の情報不足もあったのは確かで、少し反省。
 時間的にまだ早かったのでバス停から河の方に行ってみる。バス通りから一歩入るともう本当の農村。エコーも言っていたけどこういう何にもないところで数日ぼーっと過ごしたら気持ちいいだろうなと思う。そのあと川辺(メコン川に流れ込むなんとか川)でぼーっと三十分ほど河の流れを見る。物思いに耽るわけではなく何も考えずにただ見ている。
 その後バスに乗って景洪に戻る。工事渋滞も無く三時間ほどで戻ることができた。途中天気雨が降ってきれいなを見ることができた。まるでもうちょっと走れば虹の麓に到着できそうなほどである。景洪ではまず昆明行きバスチケットの購入。155元の中級と185元の高級があるんだけど、安い方はもう売り切れてた。打洛から帰ってくる時間が分からなかったので買わなかったんだけど、30元損してしまった。そこから歩いて民族工芸品市場の入口で前々日食べた麺を食べる。3元。うまいけど米線の方が良かったかもしれない。网吧でメールをチェックして一度バス停に戻り、荷物をバスに積んだあとまた市場の入口まで行って、缅甸粑粑(ハミ瓜味)を購入。5元。ミャンマー人が作ってるのかと思ったらインドネシア人だった。なんだかよくわからないけど、手際は良い。いろいろなフルーツの味があるのでアップルパイみたいなものかと思ったら、クレープみたいな感じ。食事ではなくおやつだと思う。なかなかおいしい。
 バスはほぼ定刻で出発。理由はよくわからないけど夢を見たりしていまいち良く眠れなかった。


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