ハノイ

その二 11/22


11/23 14:20ホステル食堂にて

 昨日のことをざっと。
 8:30起床。ホステルの食堂で朝食。小さいフランスパンにバターとジャム、紅茶。ベトナム風ではないけどタダだから文句は言えない。
 まず歩きで新市街へ向かう。文廟5000ドン。10万ドン札を渡したらおつりに渡されたのが90000ドン。文句言ったら残りの5000ドン出して来たけど、ちょっと呆れてしまった。やっぱり中国とはだいぶ違う。違うといえば文廟も、中国の影響を受けて入るもののやっぱり中国とは違う。写真でしか見たことないけど沖縄の建築物に似ているかもしれない。昔の大学らしいが今はお寺になっている。中には科挙合格者の名前を彫った石碑も。漢字である。
 歩きで少し北の軍事博物館へ。20000ドン。カメラ持ち込み料5000ドンと書いてあったけど払わなかったし、チェックもされなかった。中国人ツアー客の大群がいたので(5〜60人はいた)紛れ込んで見学。フランスとの独立戦争がらみのパネルや展示品など。最後にジオラマとビデオでディエンビエンフーの戦いを解説するコーナーがあったんだけど、中国人ツアー用に中国語のナレーションだったのでちょっと勉強になった。これが終わったところで博物館は昼休みになって、その先の展示は見られなくなる。外に出て野外展示の戦車やミサイル、撃墜した飛行機の残骸などを見る。戦闘機(爆撃機かな?)のエンジンの残骸などは、作るのにものすごい金がかかったんだろうなあという感じ。鋼鉄の固まりである。エンジン一基で億単位の費用ではないかと思う。戦争というのはものすごい浪費なのだと改めて感じた。
 そこから北に歩いて一柱寺ホーチミン廟(入れなかった)、西湖鎮閣古寺真武観国会議事堂と見物しホステルに戻る途中で昼食。Com Rang bo、ご飯と牛肉かと思ったら、牛肉乗せ炒飯だった。20000ドン。ちょっと期待はずれかな。
 ホステルではひたすらメール書き。三時間以上かかった。昨日の無線LANがなぜか使えなくなっていて(アクセス制御リストではねられた)、ホステルに聞いてみたら、どうやらホステルのものではない、流れ電波だったらしい。ちょっとがっかり。とりあえずホステルのPCのケーブルを拝借してメールを送信する。
 なんだかんだで六時くらいに再度出発。ホアンキエム湖を南から東側に半周して、湖の北側、ハノイ36通りと呼ばれている旧市街を歩く。いかにもアジア的な混沌があって面白い。中国の街はあくまでも「中国の」街だったが、この辺は白人ツーリストがいっぱい歩いていて、シクロやオートバイが縦横無尽に走り回り、中国風のものも含めいろいろなものを売っていて、中国では見られないごった煮風味の雰囲気を楽しむことができる。
 面白がってあっちに曲がりこっちに曲がりしているうちに道に迷い、ちゃんとした地図も持っていなかったもので一時間半近く街をさまよい歩き、ようやくホステル近くまで戻ってくる。途中小雨が降ったりやんだりして、スコールに降られるんじゃないかとちょっとドキドキした。comを食べたかったんだけど、結局昨日と同じ店でフォーを食べる。10000ドン。
 帰り際近くの店でBia Ha Noiビール二本14000ドンを買い、シャワーを浴びてからDVDを見たり日記を入力しながらビールを飲む。12時くらいに就寝。


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