杭州その三 6/2
今日は7:35くらい起床。たぶん7時くらいには目が覚めてたんだけどそのままぼーっとしてた。 昨日夜見た天気予報では今日は曇りだったけど、朝起きてみると見事な快晴である、絶好の観光日和である。ホテルの窓から見ると市内方面はものすごい渋滞なので、しばらく時刻表をチェックして時間をつぶす。黄山はやはりあまりにも不便なので南昌で蘆山へ行き、そこから杭州というルートを取ることにする。 今日はまず黄龍洞から。
武林広場はバス停が三カ所もあるので迷ってしまった。よくわからなかったので広場の売店でパンを購入1.5元。広場なら小吃くらいあるかと思ってたんだけど全然無かった。ちょっとメロンパンみたいな味。 パンを食べながら地図をチェックして、バスを発見。2元。乗るときに何か言われたがよくわからなかった。乗る人全員に何か行っているので、バス停に関する注意なんだろうけど、まあ何とかなるだろう。
やっと飯。また面。簡単な昼食だと面か炒飯かどちらかなんだけど、チャーハンだとなんか喉が渇いて、食べにくそうな感じがしてどうしても面を選んでしまう。 バスはどうやら黄龍洞で終点になるということだったらしい。問題無い。 黄龍洞15元。まあまあかなあ?それなりなんだけど、蘇州の見事な庭園と比べるとかなり見劣りしてしまう。黄龍吐翠は緑の中のわき水かな?確かにこの辺の水はとてもきれいである。 黄龍洞を(といっても洞窟はないのだが)出たら紫雲洞と金鼓洞へ。結構・・・
飯食って日記書いてたら、おばちゃんが話しかけてきて杭州の旅行指南をしてくれた。非常に勉強になった。姪かなにかが日本に留学して、今は貿易の仕事をしてるらしい。なまりはあるものの割と聞き取りやすい話し方をしてくれるので助かる。 ・・・2つの洞窟は結構な山の上で、山登りになった。紫雲洞は暗くて人もいないし、左手には何やら斜めに深い奈落が広がっているものでかなり怖い。金鼓洞は洞窟というほどではないかな。 もうじきつくのでこの辺で。景色がものすごく良い。
今日はあちこちまわって書くことがいっぱいあるので困る。 紫雲洞と金鼓洞のあとは一度大通りに戻ってから宝石山へ。標高78mと高くはないのだが、頂上付近の宝石流霞からはすごく景色が良い。この辺は巨大な岩がゴロゴロしていて登ったり下ったりが面白いし、登ると西湖や杭州市内を一望できる。以前万里の長城に登ったときもそうだが、中国人の無茶には全く驚かされる。他の日本人から見ると多少の無理をする俺でも全く無理なことを平気でやっているので怖い。ほとんど足がかりのない岩山に家族で登って記念写真を撮ったり、いきなりロッククライミングを始めたり。(こんなことも) 宝石山を下りてバスで岳庙まで行き飯。炸肉面6元。飯を食べ終わって地図を見てたらおばちゃんがこれからのルートを指示してくれた。バス停までついてきてくれて(食堂の目の前だけど)バスを待つ間いろいろと話をする。あと水2.5元を購入。ちと高い。 バスに乗って杭州天蚕丝绸有限公司でシルクのハンカチとスカーフを購入。お土産用。絹製品と龍井茶となんとかが「杭州三宝」だと言っていた。後一つは聞いてもよくわからなかった。(oufanなんとかって言ってたけど)25元と98元。ネクタイは確か98元から。シルクのスリッパ35元というのに引かれたが荷物になるのでパス。掛け布団買ってけと言われたが、もちろんこれもパス。 更にバスに乗って龍井茶園へ。丝绸公司で一緒になったおばちゃんと話をしていたら龙井のお茶農家だというのでおばちゃんのところでお茶を買うことにする。後から考えると岳庙から目をつけられていたのかもしれないが(丝绸公司でも何も買ってなかったし)、まあ別にどうでもいい。親切だったし。 そろそろ出発することにする。
時間のあるときに書けるだけ書いておく。 おばちゃんの家に連れて行かれて闻茶。要するにお茶を飲んでみる。表通りから大分裏に入った普通の家である。これでは呼ばないと客は来ないだろうな。農家だと行っていたので(裏の山の頂上付近に畑があると言っていた)一般客に直接売るチャンスがあったらラッキー、というところだろうか? 味が濃いのと薄いのと二種類あって、濃い方が1斤(500g)500元、薄い方が600元とのこと。濃い方が高いのかと思った。高いと言われると薄い方は上品な味わいのような気がしないでもないが、俺のような一般人には濃い方がおいしい。200g(4両)を200元で購入。意外と高いなあと思ったのだが、他の店見ると50g(1両)で60元から120元くらいまであるのでまあ(等級はわからないが)割安だったかも。ちなみに茶筒入の安物だと50gで20元くらいのもある(高いのは大体量り売りしてる)。 次の目的地が虎跑梦泉ということで、おばちゃんわざわざバス停まで送ってくれた上(村の中を突っ切る近道なので村人以外はわからないと思う)バスが来るまで話し相手になってくれた。食堂のおばちゃんといい、お茶屋のおばちゃんといい親切というか暇そうだ。
今日も結構金使ったので安くあげようと思ったのだが、呼び込みの声に誘われて普通の飯になってしまった。まあ面ばっかり食べ続けるのも情けないし。 お茶買ったら次は虎跑梦泉へ。15元。まあ単なる泉のまわりにいろいろ建物があるわけで、そんなに見所はない。ここはなんといっても杭州双絶「龙井茶叶虎跑水」と言われている泉の水で、確かにあるにはあったものの、本当に飲めるかどうかわからないので困った。沸かせば大丈夫なんだろうけど旅先ではそんなこともできないし。園内にいちおう茶屋はあるけどお茶30元とか異常に高いのでパスする。バスで10分行ったところの茶葉とただで汲める水じゃないか。 虎跑を出て次は六和塔20元。かなり大きな塔で九層ある。登れば眺望は良さそうだが、別料金だし(15元だったかな?)、太陽は傾いてきたし、見晴らしは宝石山で十分見たしパス。登らないならそれ以外はわざわざ行く必要は無いかも。 飯食べ終わったので帰る。
シャワーを浴びてビール。何だけど冷えてないのが悲しい。 六和塔を出て蘇堤へ。読み方はsu2ti2だと思っていたのだが(おばちゃんがそんな感じで発音してた)実はsu1di1で一駅乗り過ごしてしまった。というのはどうでもいい話だ。 ・・・やっぱり冷えてないビールはダメだな。冷えてるのがなかったら買うのやめよう。 夕焼けの中蘇堤を延々と歩く。夕陽を浴びる西湖は本当に美しい。杭州は地上の楽園といわれるのもわかる気がする。・・・小さな虫がものすごくたくさん飛んでるけど。 上海当たりにきたら杭州の夕陽の西湖はお薦め。蘇州はパスしても杭州は外せないと思う。まあ蘇州は要らないということではないけど。たしか蘇州で同部屋だった杭州人が、杭州と蘇州は近いけど全然別のところだ、と言っていたけど、全くその通りだと思う。 蘇堤をずっと歩いて岳庙へ到着。あれだけ大量にストックしておいたはずのコインが前のバスで尽きてしまったので近くで何やら小吃(素肠だったかな?)2元を購入しておつり3元を調達、これでやっとバスに乗れる。中国ではジーパンのコインポケットが大活躍している。 バスに乗って駅へ移動し、駅前で翌日の朝食用にパンを買い、更にコインを調達する。合計金額が5元を少しだけ超えるように(5元紙幣の下は1元コインか紙幣になるので)頭を使う。杭州では小吃で朝食食べるのはもうあきらめた。と、後から考えてみると明日は朝、駅に電車のチケットを買いにくるので、駅にいっぱいある小吃を食べられるんだよな。そこまでは考えてなかった。 バスに乗って衣服市場へ行こうと思ってたんだけど、乗り間違えてしまったので、もうあきらめて(19:30を大分まわってた)、適当なところで下りてホテルに帰る。11と21路と101路があって21と101が正解だったんだけど、11路が二台連続で来たせいで間違えてしまった。紛らわしい。 ホテルで荷物を下ろしてすぐに食事に出かける。ちょっと歩いたところで食事。红烧鱼块12元、酱爆茄子6元、ご飯1元。魚を強力にすすめられたので頼んだんだけど、あまりで自分たちの飯を作りたかったらしい。注文したらどたばた大騒ぎしてた。味はいいんだけど魚は骨だらけで食べにくい。中国人は骨ごと食べるのかな?茄子はうまい。これだけで十分ご飯を食べられる。ただ汤がないとやっぱり物足りない感じがするなあ。一人分の小さいのがあると助かるんだけど。 帰りがけにスーパーで水×2とビール×2で6.4元を買って帰る。安売りしてた西湖ビール。冷えてないからあまりうまくない。 今日の歩数 31031歩 今日は山登りもあったのでかなり疲れた。
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