広州

その一 6/7


6/7 14:50どこぞのレストランで昼食をとりながら

 暑い。
 広州には定刻に到着。広州のユースホステルは駅の近くに一軒と河の方に一軒あるのだが、駅の近くはドミが会員60元に対し非会員90元とえらく高くなり、河の方は非会員はドミには泊まれない。会員証を無くしたとたんにこの有様である。ということで駅の客引きと話をしてみると駅から10分くらいのホテルならスタンダードで100元、エコノミーで70元だというので行ってみることにする。出迎えの車に乗ること7、8分で到着するが、ついてみるとエコノミーは部屋が空いていないという。うーん、確かに部屋が空いているかどうかまでは確認してなかったなあ。
 また荷物を担いでどこかへ移動するのも嫌なのでとりあえず一泊100元で明日70元の部屋が空いていたら移動するということでチェックイン。ちなみにスタンダードは元々268元のところを168元に値下げしていて、更に100元に値切ったという状態みたい。
 午前中はここ数日たまっていた日記の入力をする。よくまあこれだけ書いたものだという感じ。
 今までドミに泊まっていて窮屈に感じたことは無いし、むしろ中国人と話をする機会も多くて良かったのだが、一人部屋は一人部屋でやっぱり良い。荷物の中身を部屋中にばら撒けるし、服にも気にしなくて良いし、机や椅子も自由に使える。気が楽である。
 日記の入力の他にメールの返事もいくつか書く。部屋にネット環境は無いのだが、iBook片手に部屋をうろうろしたところ、ホテルの正面方向にパスワードの無い無線LANを発見。部屋ではかろうじて拾えるかどうかという弱い電波なので、iBook担いでホテルの前の路上(大通りから一本脇に入ったところなので車はほとんど通らない)に座り込んでメールのチェック。現地人にかなりじろじろ見られたがまあ仕方ない。しかしiBookは外で使うとやっぱり画面が暗いなあ。


6/7 20:25ホテルにて

 12時くらいにホテルから出発。まずは駅に行って地図を購入。ところがどこの駅でもいる地図売りのおばちゃんがなぜかここにはいない。客がこんなにいっぱいいるのになんでだろう?結局地下鉄の駅の売店で6元で購入。かなり大きい。
 広州駅近くには大きなバスターミナルがあって広東省各地行きのバスがたくさん出ている。深圳行きだと高級バスで60元。桂林行きもあったがつらそう。
 来る前は広州ってどんなに開けているところだろう、と思っていたのだが、駅周辺やホテルの辺は意外と普通である。蘇州や杭州のように特徴のある町並みというわけでもなくいたって普通。
 とりあえずバスに乗ってそれなりににぎわっていそうな北京路へ。それなりな人通りの通りである、が蘇州ほどではないかなあ。ここにはどういうわけか回転寿司やたこ焼き屋がたくさんあった。日本企業が多いから?
 めちゃくちゃ暑いのでTシャツを一枚19元で購入。
 近くで飯。ちょっと変わったランチプレートみたいなの。季節の野菜と大排肉飯というのを頼んだら、胡瓜と肉の炒め物だった。確かに季節の野菜ではある。単純な炒め物じゃなくて、タレ多めでカレーのようにご飯と混ぜてスプーンで食べるものらしい。そう考えるとそこそこいける。インドみたいなぼそぼその長粒米も合う。
 北京路をずっと歩いたら六榕寺が近いみたいなので歩いて行ってみる。かなり高い塔で登るのも結構大変。8階まで登れる。15元。広州を一望、とまでは行かないが、なかなか気持ちがいい。寺の中には名前の由来となった大きなガジュマルの木もある。
 そこからバスで越秀公園へ移動。2元。入園料5元。中にはプールもあるみたい。泳ぎたい。
 中を歩いているうちに頭が痛くなってきたのでホテルに帰る。ホテルで一休みして近くで飯。まだ頭がちょっと痛くて、食欲もいまいちだったので軽く刀削面。味が薄かったので辛み入れたら辛くなりすぎた。
 さっさとホテルに帰ってアイス2元食べて日記片付けて寝ることにする。
 広州の印象をいくつか。
 花城と言われるだけあって、公園やお寺の中にはきれいな花がいくつも咲いていた。花屋通りもある。ビルの上にも緑がいっぱいである。
 ホテルの周辺はムスリムの人が多いみたいでアラビア語の看板もよく見かける。まあそれは別に不思議ではないのだが、どういうわけかここは黒人のブラザー(もちろん女性も)が多い。白人は今日一日で二人だけ見かけたが、黒人はすごく多い。他の都市では全然見なかったのになぜ?広州が特にソウルフルな場所だとは思えないけど・・・

 今日の歩数 4506歩 短パンだと万歩計の反応が悪いみたい。もっと歩いてる。


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