バンコク
その三 12/17
ついに帰国の日。チェックインカウンターの前で列がはけるのを待っている。しかしみんななんで並ぶんだろう?チェックインが早いとエコノミーがビジネスに変わるわけじゃなし、遅いと席が無くなるわけでもなし、ほとんど何の意味もないと思うんだけど。特に飛行機に搭乗する時なんか、もう席は決まっているんだし、早くしないとおいて行かれるわけでもないのにやたら並ぶんだよなあ。よくよく並ぶのが好きな民族である。
17日の件。よく覚えていない。朝起きてまずはラジャダムナン通りのツーリストオフィスを歩いて目指す。無料でバンコクの地図をもらえるらしいんだけど見つからなかった。そのまま北へ進んで旧国会議事堂らしき建物まで歩く。議事堂というよりホワイトハウスみたいだ。そのまま地図無しであてども無く歩いていたら動物園の前についた。そこで朝食用の麺(冷やし中華みたいなスープのないやつ)を購入。20バーツ。そこからトゥクトゥクでナショナルスタジアムのスカイトレインの駅へ向かう。70バーツ。直接チャトゥチャック公園のウィークエンドマーケットに行こうと思ったんだけど、トゥクトゥクがなんかバカに高かったのでスカイトレインにする。ナショナルスタジュアムからチャトゥチャック近くのモチット駅まで35バーツ。途中サイラム駅で一回乗り換え。バンコクには地下鉄とスカイトレインとなぜか二種類ある。なんでどちらかに統一しなかったんだろう?バンコクは東京にすごく似ていると思うのだが、都市計画のお粗末さもそっくりである。
モチット駅からマーケットまではすぐ近く。まず向かいの公園で買ってきた麺を食べてマーケットを散策。すごく広くてかつ外国人が多い。いろいろな店があるが、やはり衣類が一番多い。食べ物、飲み物もたくさん。暑かったのでグァバジュース20バーツ。あとTシャツや本、CDを探すけど、Tシャツはそれほど安くなく(カオサン周辺と大差無い)本やCDはほとんど見つからなかった。とりあえずアロマロウソクだけ購入。10個入り40バーツ。
マーケットの中で食事して行こうかと思たのだけど朝食が遅くてお腹減っていなかったのでやめて、再びスカイトレインでナショナルスタジアムへ戻る。そこから西に歩いて行くとスーパーのテスコ(たしかイギリスの会社だったはず)があったので覗いてみる。お土産になりそうなものを物色するも良いものは見つからなかった。テスコブランドのコーラ9バーツだけ買って出る。そこから更に西に歩き、途中でバイクタクシーを拾ってカオサンへ戻る。70バーツ。
そうそう、朝、本当は150バーツのシングルの部屋に換えてもらうはずだったんだけど、「チェックアウトするかどうかわからない」などと今更何言ってやがるという感じのことをぶつぶつ言い出すし、他にも対応がかなり不誠実な感じがしたので、すぐ向かいのATゲストハウスという宿に換える。入ろうとして気がついたのだけど日本人専用の宿らしい。どうやらタイ人の女性と結婚した日本人が主人のようだ。正直そんな日本人ばかりの宿は気持ち悪くて嫌だったんだけど(対応は悪くないのだが)、朝っぱらからまた宿を求めてさまよい歩くのもごめんなので、やむを得ずそこにする。朝は部屋が空いていなかったので荷物を預けてウィークエンドマーケットに行き、帰ってきてからチェックイン。150バーツ。
チェックインして再び東へ向かう。また旧議事堂まで歩きそこから東へ進み、チットラダー宮殿を脇目に東へ東へ。スカイトレインの駅に着いたらスカイトレインに乗ってサイラム駅へ。15バーツ。サイラム駅を下りるとそこはすぐサイラムパラゴンという大きなショッピングセンターである。中はすごくきれいでおしゃれ。丸ビルみたいな感じである(行ったことないけど)。しばらくぶらぶら見学。ベトナム、カンボジアではこんなところはなかったなあ。やはりタイの経済は大分進んでいるようだ。
・・・チェックイン終了。結局少し列に並んだ。今度は出国審査の列。ここは並ぶより他ない。そうそうチェックインの際またちょっとしたトラブルが。前の人が荷物が無かったらしく、前の人の手続き中に荷物係の人が「荷物を寄越せ」と合図するので渡したら、カウンターの人がそれに気付かず、前の人にタグを渡してしまったらしい。改めてタグを出してもらったけどタグには前の人の名前が・・・。カウンターの人は「お前が先に荷物を渡すからだ」と言うけど俺は悪くないぞ。まあ前の人が俺の荷物を持って行ってしまう可能性は万に一つもないと思うが、、ラサの件といい飛行機の荷物はどうにも鬼門のようだ。ちなみに俺のバックパックは20kgちょっとだった。重い。
12/19 23:47 | バンコク国際空港登場待合室にて |
ようやく待合室に到着。結構眠い。0:40発朝8時着、夜食は出るのだろうか?それとも朝食?
17日の続き。サイラムパラゴンの中をぶらぶらしていたら中に食品スーパーを発見。中を見る。ベトナムでたくさん見かけて、コチャンに行く途中の休憩所でもいっぱい売っていた干し果物チップスをずっと探しているんだけど、どうしても見つけることができない。ドリアンチップスとかあるいは果物の砂糖漬けなんてのはよく見かけるんだけど、高いし、果物単品なので面白みに欠ける。でもやっぱりここでも見つからず。どうせバンコクで見つかるだろうとコチャンの途中で買わなかったんだけど、あそこでちゃんと買っときゃよかった。ここのスーパーを見ていて驚いたのは、日本語のアナウンスが流れていること。「何バーツ以上お買い上げの方になんとかかんとか」とごく普通の日本語のアナウンスである。この辺には日本人がたくさん住んでいるんだろうか?ちょっと不思議。
サイラムを出ようとしたら外では何やらイベントをやっていた(ちょうど日曜日である)。何かと思ったらコスプレコンテストみたいなの。パラゴンに入るときコスプレしてる人を何人か見かけて、親日、日本好きもここまで来ているのか、と驚いたものだが、コンテストの参加者だった。いずれにしてもすごいが。司会のタイ人も「カワイー」と連発していた。何のコスプレなのかはいまいちわからないのが多かったけど(まあ俺がうといだけだが)、ガンダムまでいてびっくり。
そこからワールドトレードセンタービルの方に行こうとしたのだが、道を間違えたみたいで違う方向に行ってしまったので、カオサンの方へ方向転換し、途中でトゥクトゥクを拾ってラジャダムナンスタジアムへ。60バーツ。ルンピニーと並んでムエタイの中心地である。席は三等1000バーツ、二等1500バーツ、リングサイド2000バーツ。・・・結構高い。本当は二等にしようと思ってたんだけど、リングサイドを1800バーツにしてやるというので(外国人全員にディスカウントして売っているっぽい)、+1000円ならとリングサイドにする。入る前に外で食事30バーツ。あとミカンジュース20バーツ。
中。予想していたよりももっと狭い。満員になって数百人というところか。席はリングサイドもサイド、一番前、ジャッジの席の真後ろである。パンチが入ったとき汗が飛び散るのがはっきり見える。ただし盛り上がり方はいまいち。周りは外国人ツーリストばかりで、みんな黙々と見ているので、こっちもおとなしく見ている他無い。楽しむなら三等の席でタイ人と一緒に「おい!おい!」と言いながら見た方がいい。狭いから三等でも十分に近いし。まあ一度くらいはリングサイドで見るのもいいけど。ちなみに試合の方は意外と単調で、KOはおろかダウンすら一度も無かった。ある程度格闘技に詳しければ面白いと思うけど、あまり知らない人だと退屈に感じるかも。
八時半に試合が終わって歩いてカオサンに戻り(途中で一度道を間違えた。どうもおかしいと思ったら道なりに進むべきところを、ロータリーを一周して反対方向へ進んでしまったらしい。相当ぼーっと歩いていたのだろう)小腹が減ったので夜食に麺を食べ(20バーツ)、カオサンでバンコクの地図50バーツを購入、あとお土産用Tシャツ三昧で330バーツ、値切って値切ってそれでも一枚ほぼ3ドルである。ベトナムでは1ドルちょっとだったのに。タイは物価が高い。で、宿に戻りフリーWiFiスポットでメールをチェックし就寝。部屋に電源が無くてDVDを見ることができないのが残念だ。
|
|