再びバンコク

その二 12/16


12/17 18:36ラジャダムナンスタジアムにて

 これから第四試合。周りを見渡すとリングサイドは全て外国人。タイ人はみな安い席だ。リングサイドは確かにすごく近くていいのだが、周りがみんな黙々と見ていて盛り上がらない。楽しむなら安い席でタイ人と一緒にオイオイ良いながら見た方が良さそうだ。
 昨日の件。もうずいぶん昔のことのようだが、コチャンを出たのはまだ昨日のことだ。朝七時起床でいつものように手元のもので適当に朝食。荷物をまとめてチェックアウトし、九時の乗り合いバスみたいなのに乗る。フェリーポートまで80バーツ。行きは100バーツだったのになぜだろう?で、フェリーに乗って本土に戻り、カフェみたいなところで二時間ほど待ってバスに乗ってバンコクへ。となりの太った白人のおじさんがすごく汗臭くて参った。Tシャツでいいだろうに暑苦しいシャツを着て・・・
 六時。バンコク到着。前回来た時に目星を付けておいた安そうなゲストハウスへ。なんだか日本人が多そうなところだけど、他にはほとんど安そうなところが見つからなかったので仕方ない。キキゲストハウスというところ。シングル150バーツにしたかったんだけど空いていなくて、明日シングルルームに換えるという約束で200バーツの部屋(本来は250バーツ)に泊まる。
 ・・・これから第五試合。イングランド人が出ると言っていたのでどんな白人の大男が出てくるのかと思ったら黒人だった。セコンド(というか友達?)には白人がついているけど。しかし黒人はやっぱり体の筋肉がすごい。体の作りが違う。ところで隣の席の人、誰かに似てると思ったらサンズのスティーブ・ナッシュにちょっと似てる。
 昨日の続き。宿に荷物を下ろしてまずは航空券の手配。カオサンの方に行こうとして途中の旅行社にふと立ち寄る。値段を聞いてみたら「10800」。18000と勘違いして危うく出て行きそうになった。前回バンコクで何軒か回った時は12500、12630、12800だったもので、12500以下で手を打とうと思っていたのだが、予想よりも大分安くてびっくりした。その場でチケット購入。本当かどうか知らないが最後の一席だと言っていた。夜中0:40発のフライトがいっぱいになるのかなあ?12/20の0:40発ということで実質19日の夜中である。時間をうまく使えればとても効率の良い移動になるが、さて。
 その後はカオサン周辺をぐるぐる回ってお土産物探し。まず近くのスーパーで細かい食料品をいろいろ買い込む。インスタントラーメンとかカレー、トムヤンクンの元とか。あとTシャツとお香を物色。Tシャツは値切って値切って100バーツ(3ドル)と、いまいち安くないので保留。お香も結構安いなとは思ったもののよくわからないので保留。ただし線香状のものを6箱一つ10バーツと安かったので購入。そのあと宿近くの屋台で食事。快餐形式ので菜二品で30バーツ。これで十分お腹いっぱいだったんだけどうまそうな屋台がいっぱいあって見過ごすのもなんか悔しかったので、ちょっと無理して鳥の串二本(一本10バーツ)を食べる。おいしかった。
 ただいま第六試合。前の黒人が(負けた。外国人代表として応援していたんだけど)154パウンドだったのに対して今度は102パウンド。102パウンドというのが何kgなのか知らないけど、まるで少年の部だ。選手見た時は本気で子供だと思った。ブレークのときレフリーにひっぱたかれそうな勢いである。
 串食べて宿に戻り、宿のネットでいろいろ連絡・・・と思ったら十時過ぎてネットはもう使えないとのこと。何だそりゃ。外に出てネットカフェを探すけど、タイはゲームセンターみたいにコインを入れて使うスタイルが多いみたいで、持ち込みで繋げられるところは見つからなかった。仕方ないのでダメ元で宿の周りを流れ電波を求めてさまようこと十分、やっぱりあった。都合良くベンチがあったのでそこで少しだけネット作業。ちょっと怖いけど。で、部屋に戻って就寝。
 ちょうど第六試合終了。ムエタイでどうも不思議なのは途中で勝手に試合を放棄することがあること。最終ラウンド残り一分とか一分半で突然打ち合いをやめて、お互い距離を取りながら試合終了を待つ。六試合のうち半分の三試合でそれをやっていた。何なんだろ?


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