5/1(火)PM8:30 文芸路周辺の店で軽く夕食を取りつつ
今日も疲れた。とりあえず夕食を取りつつかけるだけ書こうと思う。
・・・牛肉面を頼んだのだが、香草山もりででてきた。が、結構うまい。香草にも大分なれてきたか。
今日は8:30起床。8時くらいには目がさめていたのだが、何となく起きることができなかった。用意をして9時くらいに駅へ向かって出発。外国人窓口<駅の二階にある>で帰りの切符を購入する。並ぶのに少々時間はかかったが、希望の切符が簡単に買えた。西安-北京西の硬臥で2枚で540元。
食事終了。続きはあとで。
5/1(火)PM9:30 ホテルにて
ようやく今日も1日が終了。昨日ほどではないが今日もハードな1日だった。シャワーをあびるのだが(浴槽はナシ)お湯がなかなか出てこないので お湯になるまで少しでも書きすすめる。
切符を買ったあと少し遅めの朝食<駅前のごちゃごちゃと店が建ち並んでいるところの1軒。いかにも庶民的というか>。メンを刀で削りだすという刀削面4元。目の前で削るというパフォーマンスがあるわけでもなく、単にメンの太さが不ぞろいなだけだ。味はかなりつらいものがあった。まずいというよりも味が薄いのだ。木村のたまご面もうまくないとのこと<この店の面は最悪だった。学食よりまずい、しかもこのあとこの面のせいで大変なことになった。><正確にはトマトたまご面。トマトはキライだ。>。食事終了後兵馬俑行きのバスを探す。駅西側のバスターミナルにミニバスがたくさんいる。普通のバスを探したのだが、なかなか来ないのでキレイ目のミニバスにする。6元。日本でも通用しそうなキレイなバスだ。普通のバスは5元なのだがこれは「高速」小公共汽車ということで高速をとばして行く<実はただ1元高いだけのバスだった。みんな兵馬俑に行くバスは高速を通るらしい。きれいだし観光説明もしてくれたのでまあよかったと思う。でもそのバスのスピードのだ仕方は本当に「高速」だった。>。まあまわりの風景はえんえんと田園風景が続くだけで、特別面白みはない。途中で秦始皇帝陵を過ぎる。窓からみると本当に山だ。壁でかこまれていて中に入れるようだが、別に地下に入れるというわけでもなし(入れるなら絶対に行くが)パス<言うまでもないことだろうが、始皇帝陵は発掘は行われていない。史記の記述によると(手元に本がないので記憶で書くが)陵の中には水銀の川が流れ、空(天上)には星をかたどった金銀宝石がちりばめられているという。>。
5/1(火)PM10:08 ホテルにて
シャワーをあび、買ってきたクッキーと火考鴨<火考は一文字。火ヘンに考だ。字がなかったので。>とビール<昨日の残りだ。>で小晩さんしつつ日記を書く。・・・とフロントから呼び出しがあり今日の分の宿泊料を払えという。仕方なしにフロントまで払いにいく。キレイなのだがあまり親切とは言えないホテルだ<そんなのは先に言え、ということ。>。
兵馬俑へついたのでさっそく入る。1人20元。と思ったらここは兵馬俑博物館だった。おれはだまされたのかと思ったのだが木村によるとミニバスの車掌のおばちゃんはちゃんと説明していたらしい<兵馬俑の駐車場は高いので、こっちに止めているのだとか。>。まあ内容は20元くらいなら我慢できるくらいのものかと思う。内容としては兵馬俑というよりは秦の博物館といった感じ。その時代の軍事とか処刑とかを人形を使って説明している。別にとりたてて見るべき物はないのだが、なんとなくおかしかった。
15分ばかりそこから歩いて本物の兵馬俑へ<65元也。さすがに本物は高い。>。デカイものである。1号杭はマクハリメッセの8、9、10ホールくらいの大きさがある。これは全体の一部らしいが、全部では一体どのくらいになるのだろう、というのが感想。 あとは外人が多いなあと。他は特にない。そうですか、という感じである。見てまわっているうちに木村がお腹が痛くなったとのこと。朝のメンにあたったのだろうか<その通りだった、初めはパスに酔ったのかと思っていたら兵馬俑を見ているうちに形容しがたい胃痛に教われた。><メンというよりはトマトにあたったのだろう。>。おれは何ともないが。途中で華清池という観光スポットがあるのだが、あまり興味がないし、木村の調子も悪そうなので駅まで戻ることにする。
駅までは普通のバス5元。木村は調子が悪そうだが、<おれの方は>えらく気持ちが良くて途中からほとんど寝ていた。駅に到着したのは4時。木村はホテルへ戻っておやすみ<中国に来てはじめて食中毒気味になった。少なくとも食中りの範囲は超えていたと思う。>。おれは旧長安城趾を目指す。西安駅わきの地下道を通って北側へ抜けると安食堂街となっている。昼飯は食べていなかったがそんなにお腹が減っていなかったのでビスケットを買う。試食してみたらおいしかったゴマビスケットである。が、500gという言い方が思いつかなかったため1Kgも買わされてしまった。(前に中国に来たときも同じ理由で1Kgのオレンジを買わされてくさらせたことがある)。まあおいしいので良しとする<これは本当においしかった。結局なんだかんだで全部食べた。>。4.5元。道々食べながら行く<何かものを食べながら歩く(何かをする)のが中国っぽいのだ。>。
が目標のバスがミニバスで(ちょっと高い)しかも全然通らないので旧長安城趾はやめて、近い唐玄武門遺趾にターゲットを変える。
表通りから時々裏通りに入りこんでいくといかにも中国らしい庶民的な風景が広がっている。特に目当てなどないのだが、兵馬俑を見るより、こういう裏道を散歩する方が、よっぽど面白い、と思う。それは人それぞれであるが。ただ西安に来て城門に登ってバスで鐘楼と大雁塔と華清池と兵馬俑を見て終わり、というのはいかにももったいない。こういうわけのわからない裏通りをさまよって、いつ腹をこわすかわからないわけのわからないものを食べ歩くのも中国(アジア)の大ごみだと思う。時間があれば、の話ではあるが。
話がそれたがまあそういった裏通りをえんえん歩いていくがなかなか目的地へ到達できない。近づくのだが行き止まってしまうのだ。遺趾のまわりを半周するようにしてようやくそれらしき場所を発見。畑である。中国人が何人かで畑をたがやしている。とりあえず畑の中をうろついていると奥の方に小高い山を発見。 登ってみるとそれらしく見えなくもない柱のようなもののあとがある<今から考えると違うと思う。>。
子供達が遊び大人が立ち話をしているいこいの場となっている。そこで一息いれて別ルートで下へ降りていく。てきとうに道を選んでいったら墓場につっこんでしまった。引き返すと今度はいかにも城壁の残りのようなものが立っているが、その下はごみ捨場のようにもなっていて、全然手入れをされている様子はない<一応壁みたいので囲われている(保護されている?)のがそれっぽい感じもする。>。ちょっと悲しくなった。兵馬俑坑のような観光コースでは建物から道から駐車場からすべて整備して観光客から金をしぼりとっている反面、観光コースから一歩はずれたところは遺跡(唐代というとおよそ千年前だ)が打ち捨てられている。今日は行かなかった長安城趾も同じようなものだろう。
裏道をさらに移動(大部まちがえた)し大通りからバスでホテルへ戻る。バスに乗る前にコーラを買った。3元。帰ってきて木村に言われて気がついたのだが、コカコーラ(可口可楽)ではなく非常可楽だった。中国人自己的可楽だそうだ。無論味の違いなどわからない。コーラなんてそんなもんだろう。<もっと見間違いそうなものに、「長城コーラ」(ChangCheng)ラベルも赤で間違いやすい。味は駄菓子屋のコーラ飴のような味。>
ホテルに戻ると木村が寝ていた。下痢をして一回吐いたらしい。お腹も痛いとのこと。こっちは何ともない。木村はダメそうなので一人で食事へ<本当にだめだったのでずっと寝ていた。>。「地球の歩き方」にある夜市を目指す。屋台街みたいなものだろう。と思って行ってみるが何もありはしない。候補地二カ所を歩きまわるもどちらもなし。4年前の本だからというのもあるだろうが、やはりあまり信用するものではない。
地図も現地のものと大部(主に縮尺)が違う感じがする。2時間近く歩きまわって結局牛肉面3.5元(小椀・・・他のものも食べたかったので)を食べる 。朝のがひどかったせいかなかなかおいしかったと思う。香草もそれほど気にならなかったし。<香草は慣れるものだと中国人も言っていた。>
これでは足りないので帰りがけ(というか別方向まで足をのばして探した)に火考鴨を買う。これはちゃんと半斤と言って1Kg買わずに済んだ。1Kg10.8元で小さめの鳥1匹分で6.8元。600gくらいかな。食べようとしたら完全に冷めていたのは残念だが、まあおいしい。かなり油っぽいが。道々それを食べながら骨をぽいぽい道ばたに捨てていくとなんかいかにも中国っぽい感じである。<中国では誰も咎めない。掃除をする人もいるし。><華僑の国シンガポールではガムを捨ててむち打ち刑(むち打ちというのはなんか中国っぽいかも)というのを考えるとちょっと不思議。ちなみに中国はポルノ雑誌を持ち込むと死刑らしい。>
どうでも良いが帰りがけに頭の上に鳥〔にわとりみたいの〕をのせて歩いているおばさんがいた。さすが中国、いろんな人がいるという感じもするが、さすがにまわりの中国人も驚いていたようだ。ちなみにどうでも良い話をつずけると今日初めて中国でネコを見た<結局これが最初で最後だった>。街路樹の下で死んだようにうずくまっていた。耳がぴくぴくしていたので死んではいないようだったが。中国人もさすがにネコは食べないらしいが、 犬や猫がほとんどいないというのを見ると見つかり次第食われてしまうのではないかと思ってしまう。今日市場でにわとりやあひるみたいのや鳩がカゴに入れられて売られているのを見ると(もちろん食用だろう)余計にそう思ってしまう。ちなみにペットとしての犬はたまに見かけるがほとんどはマルチーズみたいな毛むくじゃらの犬である。毛をむしったら食べるところがほとんど無さそうだからペット向きなのかもしれない。
余談が長くなったが、あと水とファンタみたいの(歓廷という名前でロゴはバヤリースみたい)の草苺味を購入(2元と3元)してホテルへ戻る。シャワーをあびて火考鴨を食べながらビールを飲み 日記をつける。
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