修正日: 07/10/23
MallocDebug
Performance Tools入門 その1
9. クラッシュ時のメッセージ
MallocDebugでテスト中に対象アプリケーションがクラッシュすると、コンソールに通常のクラッシュとは別のレポートが表示されます(図19)。バグの原因特定の参考になるかもしれません。サンプルmLeakerの「Crash Sample」ボタンでアプリがクラッシュしますので、コンソールの表示を確認してみてください。【図19】クラッシュ時のレポート
10. まとめ
MallocDebugを使うと簡単にアプリケーションのメモリの使用状況を確認することができ、大変便利です。また、簡単なだけでなく、メモリインスペクタなどを使うことでより詳しい情報を得ることもできます。アプリケーションの開発途中でMallocDebugを使った調査を繰り返し行うことをお薦めします。ただし一般的な純正アプリケーションとは違い、操作が独特、というか使いにくい部分も多いので、各機能を試してみて、自分にあった使い方を見つける必要があります。
<参考文献>
MallocDebug Help (Helpファイル)
Using MallocDebug (Helpファイル)
Memory Usage Performance Guidelines
Technical Note TN2124