11月

11/8 マトリックス レボリューションズ →Amazon
やっと完結 ウォシャウスキー兄弟
ドラゴンボール+スターシップトルーパーズ
その他いろいろ、といった感じ。
興収はともかく映画の内容はだんだん悪くなってきますね。
やって終わってくれてよかった、と思ってしまいました。
まさかエピソード1とかは無いですよね。
アニマトリックスでやったし)
以下ネタばれ話なんですが、
細かいところあれこれはともかく、
あのラストはどうなんでしょう?
自由になりたいものは許す、みたいなことを言ってましたが、
あれってマトリックスから出す、ということではないですよね?
(はじめはそう思ったんですが)
リロードの前にザイオンの人間をみんなぶっ殺すつもりだったけど、
まあ生かしておいてやるか、と理解したんですが・・・
マトリックスから出す、となるとマトリックスを維持できなくなる
(単に人が減るということじゃなくて、仮想現実として維持できなくなる)
でしょう。
全然解決になってないですよねえ。
次回のリロードのときに殺されるかもしれないし。
ちなみに雲の上に出るシーンがありますが、
あんなに簡単に出られるなら、機械も行けるんじゃないの?
とか思ってしまいました。
だからマトリックスはもういらない、ということなんでしょうかねえ?



11/16 大いなる遺産 →Amazon
・・・ アルフォンソ・キュアロン
期待はしていなかったんですが、
期待していなかった通り退屈でした。
原作はすごく好きな小説で面白いと思うんですけど、
少々改変しすぎ。
若者向けっぽく変えてみました、という気持ちは分かるんだけど、
ちょっと原作からはあまりにも離れていてねえ。
(特にジョーのキャラクタなど)
原作を読んでいると、この調子についていくのはつらいかも。
いっそのこと原作から離れて新しいものとして作った方が良かったのでは?
とも思いました。
原作との関係が中途半端です。
ヒロインのグウィネス・パルトロウ、
きれいはきれいなんですがなんだかいまいち。
セブン』の頃が一番良かったような気がします。



11/27 フォーン・ブース →Amazon
まずまず ジョエル・シューマッカー
短い映画ですが、全編を通してかなりの緊張感があって面白かったです。
惜しむらくはテンポが単調に感じられたところかな?
もう少し押したり引いたりがあっても良かったかなと思いました。
まあだるくなるよりはマシだけどね。
主演のコリン・ファレルがなかなか良かったです。
半分以上一人芝居のような状態ですがなかなかうまいですね。
ハリウッドっぽいベタな演出もうまいことこなしてました。
あとは最後にちょろっと出てくるキーファー・サザーランドが
なかなか存在感があってよかったです。
ちなみにラストは救急車の運転手かと思いましたが、
さすがにそこまでベタではなかったようです。
しまった佳作といったところ。



11/28 理由 →Amazon
まあ アーネ・グリムシャー
ショーン・コネリー、エド・ハリス、ローレンス・フィッシュバーンと
なかなか渋い俳優によるサスペンス。
ストーリー的にはそう見るべきものはないかも。
まずまず面白くはあったけど、ラストは結局そうなっちゃうのね・・・
という感じでした。
詰めが甘いです。
ところでこのタイトル、
ラストの理由は分かりましたが・・・
最初の事件の理由が分からん。
おかしいです。
詰めが甘い・・・



11/28 ルームメイト →Amazon
ちょっとね バーベット・シュローダー
そこそこ緊張感はあって、だれることはないと思うんですけど
何とも印象の薄い映画。
そうつまらなくはないと思うんですけどね、面白くはないです。
印象に残ったのは犬がかわいかったのと、
生理的に非常に痛いシーンが多かったのと、
ジェニファー・ジェイソン・リーが妙に脱ぎっぷりが良かったのですかね。
無意味に裸のシーンが出てきます。
対してブリジット・フォンダはいまいちかなあ。
脱ぎっぷり悪いし。
(そういう問題ではないですね)



11/29 浴室 
ジョン・ルヴォフ
見始めて30分程で本気で腹が立ってきました。
わけ分かりません。
難解なんじゃなくて単に説明不足なだけ。
はじめの方だけ時間が前後して
後半は時系列通りと、見る側を無意味に混乱させるような作りになってるし、
そもそも浴室なんて最初にちょこっとしか出て来ないし。
病院に入院しているシーンは精神病院に入院してるんだと本気で思いました。
つまらない『裸のランチ』。
いくらフランス映画だからって、これは許せません。
最後まで見てしまっただけに、余計にむかつきました。
小説としてはどうだか分からないけど、映画としてはくそです。



11/29 誘拐犯 →Amazon
おすすめおすすめ クリストファ−・マックァリー
ほとんど期待してなかったんですが、なかなか面白かったです。
登場人物それぞれの思惑が入り乱れて、
誘拐をベースにした群像劇のようになっています。
それでもラストは無理無くきれいにまとまって、
なかなか見事なもんですね。
ラストは本当にうまいですよ。
饒舌すぎず、分かりにくくもなく。
俳優陣も渋いですねー。
ベニチオ・デル・トロばかりが注目されてますが、
ジュリエット・ルイスも相変わらずうまいし
(好きです)
なによりジェームズ・カーンが良い。
渋いです。
ともすれば浮きそうなライアン・フィリップもまずまずだし、
(後半はだんだん出番が少なくなっていくんですけどね)
良い映画。
ともすれば「アカデミー賞のベニチオ・デル・トロ主演作!」
と見られがちですが、なかなか良くできた良い映画です。
久々におすすめな映画。



11/30 ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ →Amazon
おすすめおすすめ ジョン・キャメロン・ミッチェル
この映画はとにかくミュージカルシーンの歌につきます。
この映画の主役はなんと言ってもこの歌。
素晴らしいです。
映画的にはもちろん悪くはないのですが、
ミュージカルシーンの出来ばかりが浮き上がっている印象があるかも。
ラストは良くわからなかったし。
(デビッド・リンチか?とも思いました。抽象化し過ぎで意味分かりません。)
まあそのラストもミュージカルシーンで十分に見応えがありますが。
曲聞くためだけに見る価値のある作品です。
サントラ欲しいです。



11/30  →Amazon
はずれ ニック・ハム
事前の予想とは全然違う映画で、少々びっくりさせられました。
もともとは超自然系のホラーっぽい作品かと思っていたのですが全然そんなことなくて、
割とティーン向けのサスペンスでした。
どこでどう勘違いしてしまったのか?
Amazonのレビューで「穴の底は浅かった」というコメントがあったのですが、
まさにその通り。
ずいぶんと安っぽいサスペンスになっています。
怖くもないし、そうひねってあるわけでもないし、『羅生門』の出来損ないといった感じ。
取りたてて見る価値のない映画だと思います。


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