9月

9/2 パイレーツオブカリビアン →Amazon
ジョニー・デップファンなら ゴア・バービンスキー
ジョニー・デップとジェフリー・ラッシュという豪華な競演を楽しみに見たんですが、
それは期待通りでした。
特にジョニー・デップは相変わらずいい感じ。
彼を見ているだけで十分に面白いです。
ジェフリー・ラッシュはそれほどではなかったですが、
さすがに存在感ありましたね。
映画全体としては、うーん、いまいちだったかも。
ストーリー的には二転三転してて面白いと思うんですが、
何か全体的にスケールが小さい感じがしてしまいました。
なんでだかよく分からないんですが・・・
何か全体的にアニメっぽいというか・・・
映画の迫力!っていうのがいまいち感じられなかったような気がします。
そこら辺は人それぞれ感じ方が違うかもしれませんが。



9/4 アタックナンバーハーフ →Amazon
おすすめおすすめ ヨンユット・トントコトーン
まず監督の名前から爆笑もののタイ映画。
敬虔な仏教徒の国という先入観を持っていると、
オープニングのアニメーションで唖然とさせられてしまいます。
別に突飛とかそういうのではなくて、何というかイメージと違うんですよね。
本編の方はスポ根ドラマの教科書どおりの展開なんですが、
ひねりもくそも無いところが逆に素直に楽しめます。
素材の良さをそのままいかしました、という感じ。
評判どおり十分に面白いと思います。
疲れた時にとかにおすすめかな。
ところでピア役の人は本当のオカマらしいですが、
とても男(元男?)とは思えません。
うーん、あれなら・・・とか思ってしまいました。



9/9 呪怨2 →Amazon
まじ恐い 清水崇
恐いです。
とてもの二番煎じとはいいがたいです。
例の家がまた出てくるだけでも恐いのに、
酒井法子の家が、これまた恐い。
今時の日本にこんな家あるのかよ、と突っ込みたくなるほど
狭い和風のお座敷(それもこたつ付き!)で、
そのシーンだけですごく恐いです。
考えてみると今の自分の部屋とよく似てるんですよね。
こたつ、和室、写真・・・
考えただけで恐いです。
そんなこんなで、緊張しっぱなしでした。
最後の一つ前のエピソードの辺では、
思わず「もう勘弁してくれ」とか思ってしまいました。
1のときはそこまできつくなかったんですけどねえ。
すごいです。
これだけ全体的に恐いとどう見てもB級なカヤ子すら恐く感じるのが不思議です。
(貞子なんか全然恐くなかったんですけど)
恐いのが好きな人も嫌いな人もぜひどうぞ。



9/11 座頭市御用旅 
面白かったです 森一生
北野座頭市が話題になっていたのでたまたま家にあったDVDを見てみました。
座頭市シリーズを見るのは実はこれが初めてだったんですが、
面白かったです。
いや、勝新の殺陣は本当にすごいですね。
カメラの取り方もあるんでしょうけど、
本当に目にも止まらぬ早業という感じです。
正直少なからず驚いてしまいました。
大げさかもしれませんがこういうのって日本の宝ですよね。
香港のワイヤーアクションがそうであるように、
いくら頑張ってもハリウッドでは真似できない技じゃないかと思います。
北野座頭市みたいなアプローチももちろん面白いですが、
たまにはこういう名人芸的な殺陣をメインにすえた時代劇映画も
いいんじゃないでしょうか。
って、それをできる人材がもういないんでしょうかね?
とにかく面白かったです。
北野武版との比較だけでなく、純粋に楽しめました。



9/20 赤い河 →Amazon
なかなか ハワード・ホークス
ジョン・ウェインの傑作西部劇。
と聞いていたんですが、さすがに良い作品でした。
一万頭の牛の暴走シーンはすごい迫力です。
これは映画館で見たほうが遥かに迫力があるでしょうね。
なかなかそんなチャンスはないでしょうが。
あとジョン・ウェインがさすがにすばらしかったです。
何となく悪役っぽいキャラクターなんですけど、
すごく格好いいんです。
「男!」という感じです。
こういう雰囲気を出せる俳優は今はいないでしょうね。
古くて新しい名作。
チャンスがあったらぜひ見てみて下さい。



9/21 リオ・ブラボー →Amazon
おすすめおすすめ ハワード・ホークス
西部劇の傑作。
これは本当に面白かったです。
つくりはまあ古典的なんですが(当たり前です)
素直に楽しめる良質な映画だと思います。
ジョン・ウェイン的には『赤い河』の方が良かったですが。
あとラストは結構淡白な感じでしたね。
それで終わり?と、ちょっとあっけない感じがしました。
でも面白いです。
良い映画。
おすすめ。



9/27 閉ざされた森 →Amazon
? ジョン・マクティアナン
ややこしすぎてなんだか分かりませんでした。
あれで本当に話のつじつまが合っているんでしょうか?
観客を惑わすだけ惑わして、混乱させ逃げみたいな印象だったんですが・・・
でも別にもう一度整合性を確かめてみたいと思うほどの映画ではなかったと思います。
見てる間はそこそこ引きつけられる映画。



9/28 シャロウグレイブ →Amazon
まあ ダニー・ボイル
いかにもダニー・ボイルらしい映画です。
特にラストなんかは。
でも何となく全体的に印象が薄いような・・・
全体的な話は面白いと思うんだけど、
どうも各登場人物の個性が、いまいちたっていないような気がしました。
それなりにキャラクターにメリハリを付けようとしているのはわかるんですが、
その必然性がどうも感じられないんですよね。
なにか、あとからとってつけたような感じで。
トレスポ』の監督だけに特にそういう印象が強いのかもしれません。
似たような話で『バウンド』がありますが、そっちの方が面白いと思います。


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