1月

1/1 サマー・オブ・サム →Amazon
ちょっと・・・ スパイク・リー
「サムの息子」連続殺人におびえるニューヨークを舞台にした青春映画?
「サムの息子」事件をテーマにしたいのか、青春映画にしたいのか
どっちつかずの中途半端な映画です。
たぶん青春映画にしたかったんだろうけど、
それなら「サムの息子」が暴れるシーンなんて完全に蛇足ですよね。
あと青春映画(しつこいんだけどそれ以外に言いようが無いので)という点では、
ドラッグとかゲイとか乱交パーティとか連続殺人とか懸賞金とか、
日本人にはとても理解できないんじゃないかと思います。
アメリカ人は、「ああ、あの頃はそうだったなあ」と思うのかもしれませんが・・・
かなり退屈でした。



1/1 母の眠り →Amazon
おすすめ カール・フランクリン
意外と良い映画でした。
見る前は「メリル・ストリープの映画」という印象があったのですが、
それ以上にレニー・ゼルウィガーががんばっていて感心しました。
メリル・ストリープは末期ガン患者ということで見せ場がある反面
動きや出番が少なめなんですが、
その分レニーがしっかりとカバーしていました。
あんまりレニー・ゼルウィガーの映画は見たことないんですが、
結構良いですね。
映画的には父親の話とかちょっとごたごたはあるものの、
無理に盛り上げたり泣かせに走らないで、じっくりと見ることが出来る
落ち着いた良い映画だと思います。
派手さは無いのであまり評判を聞かないかもしれないですが、
なかなかの佳作。
こういう映画はかなり好きです。
おすすめです。



1/1 アンダーグラウンド →Amazon
おすすめおすすめ エミール・クストリッツァ
DVDを買ってしまいました。
やっぱりすごいです。
二度目に見ると結婚式の前後あたりでやや中だるみを感じましたが、
地下室の崩壊後の後半はすごいです。
とにかくおすすめします。
マイノリティリポート』とかハリウッドの救いようのない映画を見るよりは
こちらを見て下さい。



1/1 暗戦 デッドエンド →Amazon
わりと良いです ジョニー・トゥ
全然期待していなかったのですが、意外と面白かったです。
短い時間できちっとまとまっていたんで飽きませんでした。
香港映画らしく設定にはかなり無理が多いんですが、
とにかくエンターテイメントに徹していて
楽しんで見ることが出来ます。
男臭いアンディ・ラウの友情話も悪くなかったです。
まずまずおすすめできます。



1/1 リバー・ランズ・スルー・イット →Amazon
まあ ロバート・レッドフォード
家族、仕事、友人、そして自然。
失われてしまった理想の世界を描いています。
アメリカらしいところも多々ありますが、
こういう理想像は世界普遍のもののような気がします。
家族はともかく、ああいう自然の中で釣りをしながらゆっくりと生活をするっていうのは、
やっぱり夢ですよね。
無闇にエンターテイメントに走らず、ゆっくりとした時間を感じることが出来ます。
まずまずおすすめです。



1/2 マルコビッチの穴 →Amazon
まあ スパイク・ジョーンズ
二度目なのであんまり書くことはないんですが、
やっぱり面白かったです。
前半かなり面白くてだんだん失速していくのは残念なんですけどね。
そんなところ。



1/3 バベットの晩餐会 →Amazon
おすすめおすすめ ガブリエル・アクセル
そんなに興味はなかったんですが、デンマークの映画ということで
せっかくなので見てみました。
面白かったです。
掘り出し物でした。
全体的に画面も暗く非常に静かで、展開が盛り上がるわけでもないんですが、
その分落ち着いた噛みしめるような感動を味わうことが出来ます。
見ていてなんともうれしくなりました。
この映画の主役でもある料理なんてあれこれ解説すればするほど野暮になりますが、
この映画もそんな感じです。
ぜひ見てそれを感じてみて下さい。
レンタルデビデオとかあるかどうか分からないけど、とにかくおすすめ



1/3  →Amazon
おすすめおすすめ 黒澤明
絵も描いていたという黒澤明の芸術家的センスが
全面に押し出された映画。
とにかく画面が美しいです。
狐の嫁入り(「日照り雨」)ラストの虹や雛祭り(「桃畑」)はいうにおよばず、
水車やトンネルなどどれも本当に画面がきれいです。
これも映画館で見るべき作品でしょうね。
(黒澤明の映画は映画館で見ないと魅力が半減するようなものが本当に多いです。
DVD買っといてこんなことをいうのも残念な話ですが・・・)
最近の映画ってテレビみたいな画面が多いんですが、
こういう映画を見てもっと勉強してほしいものです。



1/11 恋は嵐のように →Amazon
まあ ブロンウェン・ヒューズ
可もなく不可もなく、といった映画。
別に見ていてつまらないわけではなく、悪くないと思うんですが、
良くもないです。
嵐どころかすきま風のように通り過ぎていく映画です。
ただ何度見ても分からないのが、ベン・アフレック。
次々に映画に主演していますが、いったいどこが良いのでしょうか?
正直な話、この映画で一番目立たなかったように思うのですが。
その控えめというか普通っぽいところが良いのかもしれませんが、
(まあこの映画はそれでも良かったかも)
どう考えてもインディ・ジョーンズのオーラは持っていないと思うんですけどねえ。
映画のインパクト不足は主役のせい(サンドラ・ブロックもいまいち迫力なかった)
かもしれません。
ちなみに、途中で何度か使われていた、スローモーションの中で
主役だけ普通に動く、っていうシーンは面白かったです。
嵐とか雹とか結構引き立っていて感心しました。
あと、電車の上で夕日を眺めるシーンも印象的でしたね。
単純にきれいでした。
ああいうシーンを見ると本当に何もかも捨てて旅に出たくなります。
残念ながらまだ無理ですけどね。



1/11 パリの恋人 →Amazon
おすすめ スタンリー・ドーネン
オードリー・ヘップバーンの映画の中でも特に評価の高い映画。
後半のモデルのシーンは本当にきれい。
なんですけどね、個人的には前半部分の方が好きです。
パリのカフェのあとは正直なところ割りに退屈だと思います。
まあそこは個人の好きずきかと思いますが。
今回見て妙に印象的だったのが、パリの風景です。
いままでは「パリなんて・・・」と思っていたのですが、
今回見て「パリも良いなあ」と思ってしまいました。
まじめに一回行ってみたくなりました。
映画的には『パリで一緒に』の方が好きなんですが、
パリの絵的にはこっちの方が良かったです。
あと多分前にも書いたと思うんですが、
教授の家に行くときの車みたいな変な乗り物(みたいなっていうか車なんでしょうが)、
あれが良かったです。
今日本で売り出したら絶対バカ売れすると思うんですけどねえ。
光岡あたりで出さないんでしょうか?
(デザイン的にはアップルっぽいんですが(笑))
前に書いたといえばFunny faceっていうのもやっぱり分からなかったです。
モデルらしくない、っていうのなら分かりますが、「変な顔」っていうのはどうも・・・。
(「変な顔」というとスティーブ・ブシェーミを思い出します)
時代なんですかね。
やっぱりオードリー・ヘップバーンは良いなあ、という映画でした。



1/12 風雲 ストームライダーズ →Amazon
好きなら アンドリュー・ラウ
いかにも「香港映画だ!」というのりの香港映画。
香港映画に興味のない人には「なんだこりゃ?」だと思うけど、
香港映画の楽しみ方を知っている人にはたぶんたまらない作品。
決戦 紫禁城』ではイーキン・チェンのクールな感じが
すごく良かったんだけど、この作品ではイーキンよりも
アーロン・クォックの方が格好よかったです。
(役柄的においしい方だった、っていう理由も大分ありますが)
あと千葉真一も若手スター二人相手にすごくがんばってましたね。
おじさまファンにはこっちも見逃せないです。
ということでイケメンの男優どもが空を飛び技をくり出して戦う、
男臭いというより結構女性向けの映画なんですが、
男性観客的にはちょこっとだけ出てくる医者の娘役のスー・チーがすごくかわいくて良かったです。
ただ妙に中途半端な尻切れとんぼの役柄で、あんまり出てこないのが残念ですが。
(かなり長編の漫画の映画化ということで伏線のありそうでなさそうな
妙なストーリーだったりするんですが、そこも香港映画らしくて
結構良かったりします。)
一応ヒロイン役のお姫さま?が(途中で死んじゃうことも手伝って)
すごく存在感がないので、
もっとスー・チーの出番を増やしてほしかったところです。
まあ「濃い」香港映画を堪能したい人にお勧めです。




1/12 七年目の浮気 →Amazon
おすすめおすすめ ビリー・ワイルダー
「地下鉄の風でスカートがめくりあがるマリリン・モンロー」の一シーンだけで
永遠に語り継がれるであろう映画。
ですが、さすがにビリー・ワイルダーが手掛けているだけあって、
本当に面白いです。
見ていて1時間もたっていないんじゃないかと思うほど、あっという間に見てしまいました。
とはいえこの映画の主役はやはりマリリン・モンロー。
実はモンローの映画を見るのは今回が初めてなのですが、
モンローの存在感には本当に圧倒されました。
実は今まではモンローなんて単にグラマーなだけのお人形さんなんだろうと思っていたのですが、
彼女は本当の「映画スター」ですね。
演技がどうこうとか、スタイルがどうこうとかいう以前に
光り輝いています。
これがあの「マリリン・モンロー」か、と感動しました。
「演出の神様」ビリー・ワイルダーもさすがでにうまいんですが、
(繰り返し使われるラフマニノフには参りました)
「マリリン・モンローの映画」扱いは仕方ないのかな、とも思いました。
とにかく素晴らしい映画です。
おすすめ。



1/14 モンド →Amazon
どうかな トニー・ガトリフ
始まってしばらくは「いったいどこへ行くの?」という非常に不安な映画でしたが、
途中で行き先も定まって、まあまあ落ち着いてみることが出来ました。
ただしラスト近くはどうにも理解できませんでしたが。
実は犬だった、というオチなのかと思ったら、そういうわけでもないみたいだし。
モンドをはじめジプシーの老人、アラビア語?の子守唄を歌う女、
ベトナムで生まれたユダヤ人のおばあさん、と社会から疎外された人がたくさん出てくるのは
いかにもトニー・ガトリフらしいんですけど、そこからいったいどこへ行くのか、が
いまいち良く分かりませんでした。
逆光を多用した画面は非常に美しかったんですけどね。
光り輝く海の波とか、薄暗い部屋に差しこむ夕日とか。
出航する船、異国への憧れ、なんていうのはすごく感じました。
映像詩のような、ファンタジーのような微妙な作品。
まあまあかな。



1/18 ヴィドック →Amazon
まあまあ ピトフ
この映画の一番の特徴は異常にこだわった美術。
ジャン・ピエール・ジュネを思い出したんですが、
監督のピトフは『エイリアン4』の美術監督だったんですね。
ただ場面きれいなんですが、なんというか少し個性が感じられないような気もしました。
ジュネ流の強烈な世界観が感じられないんですよね。
絵だけでも十分見応えがあるとは思いますが、もう一歩というところ。
映画的にはラストのオチがいまいちだったような気も。
普通の映画ならあれでいいと思うんですが、
この映画だと妙に陳腐な感じがしてしまいます。
結構ダークなわけの分からん感じで進んできたのが、
なんだ、そうなるのか、と少々がっかりしてしまいました。
そこらへんは人それぞれでしょうけど。
あとジェラール・ドパルデュー御大が巨体を揺らしてアクションでがんばってました。
いろいろとがんばってますね。



1/18 男はつらいよ 寅次郎紙風船 →Amazon
・・・ 山田洋次
岸本加世子が良かったです。
寅さんの役回りをかわりにやっていたような感じでした。
もう10作目くらいまでの勢いがなくなってしまっているんですが、
その分俳優の厚みでカバーしていますよね。
岸本加世子だけでなく、地井武男も爆笑でした。
シリーズ中では特に好きな方かな。



1/19 オー・ブラザー! →Amazon
おすすめ ジョエル・コーエン
映画としては面白かったんですが、
コーエン兄弟の作品としてはちょっと平凡かも。
コーエン兄弟独特の映像美があまり感じられなかったです。
未来は今』みたいな感じですね。
面白いけど普通の映画、です。
それにしてもジョージ・クルーニーやジョン・タトゥーロは
本当に芸達者で感心しました。
ブルースブラザース2000』のジョン・グッドマンもそうでしたが。
単に歌がうまいっていうんじゃなくて、
絵になるんですよね。
こういう俳優って日本にはいないと思うんですがどうでしょうか。
さすがにハリウッド俳優ってのはだてでないです。



1/19 世界で一番醜い女 →Amazon
まあ ミゲル・バルデム
サスペンスにラブロマンス、コメディーにSF?、
おまけに若干の泣かせと何でもありの映画。
と、結構評判が良かったのでわりと期待していたんですが、
映画的にはそれほどでもなかったかも。
確かにいろいろな要素てんこもりなんですが、
どれも少々中途半端なんですよね。
ベースをどれかに集中すれば良かったんじゃないかと思います。
初監督作品ということで演出もいまいちでしたしね。
(わざとちょっとずれたB級の雰囲気を狙ってたのかもしれませんが)
ちなみにメインテーマの「外面の美、内面の美」、
基本的なようでなかなか深いものがあります。
結構いろいろ考えてしまいました。
もっとそこら辺を突っ込んでほしかったところです。
まあパワーはあると思いますので今後に期待です。



1/20 ティファニーで朝食を →Amazon
まあまあ ブレイク・エドワーズ
結構期待してみたんですが、それほどでもなかったかな。
オードリー・ヘップバーンは本当に良かったんですけど、
他がいまいちだったように思います。
別に悪いわけじゃないんですが、
オードリー相手では役不足かな、という感じでした。
それにしてもオードリー・ヘップバーン、痩せてますねえ。
スレンダーというより骨と皮といった方が近いかも。
すごくきれいなんですけど、腕とか見るとぎょっとします。
まあファンには十分見応えあると思います。



1/21 マルホランド・ドライブ →Amazon
おすすめおすすめ デビッド・リンチ
デビッド・リンチワールド全快です。
やっぱり良いですねえ。
前半はサスペンスもどきの展開で『ブルーベルベット』っぽかったんですが、
「シレンシオ」以降ぶっちぎりの(情けない表現ですがぴったりです)
リンチワールドが展開されます。
ストレイト・ストーリー』も悪くなかったですが、
やっぱりデビッド・リンチはこうでないといけないです。
あとこの映画ではナオミ・ワッツが最高でした。
ザ・リング』も良かったですが、こっちはさらに良かったです。
なんだかんだといろいろやる役柄でしたが、うまいですねえ。
他の作品も見てみたいです。



1/22 ジム・キャリーはMr.ダマー 
疲れました ピーター・ファレリー
いろいろとやりつつ、ついつい見てしまいました。
なんというか乱暴な映画ですね。
とりあえず面白げなネタをいろいろと詰め込んでみました、
という感じでした。
ポイントポイントでは確かに面白いんですけどね、
映画全体としてはそれほどいまいちかな。
見終わって徒労感だけが残るような映画かも。
昼下がりとか深夜とかについ見てしまうような映画です。



1/23 メリーに首ったけ →Amazon
まあ ピーター・ファレリー
『Mr.ダマー』に比べて大分映画的に出来てました。
ちゃんと映画になってました。
まあ面白かったです。
キャメロン・ディアスも良かったです。
ブレット・ファーブには驚きました。
でも妙に印象薄いです。
どこが良かったのかなあ、って思い返してみると
なんかほとんど思い出せないんですよね。
なんででしょうか。
『Mr.ダマー』もこれもあれこれやりながら見てたせいでしょうかね。



1/24 千と千尋の神隠し →Amazon
・・・ 宮崎駿
途中で寝るつもりだったんですが、ついつい見てしまいました。
前に見たときは安易すぎるような気がしてしまったんですが、
今回はまあこういう気楽な映画も良いもんだなと感じました。
映画のオープニングでドキドキするような子供のころを少しだけ思い出しました。
今はどうも「どうせたいした映画じゃないだろうけど、まあ見てやるか」みたいな
感じを持ってしまうんですが、改めないといけませんね。
この映画で印象的なのは、電車に乗るシーン。
すごくノスタルジックな雰囲気が出ていて非常に良かったです。
子供の頃に、どこかに出かけて、家に帰ってくる電車の雰囲気を
思い出してしまいます。
ああいう世代を問わず懐かしさを感じさせる雰囲気づくりが本当にうまいですね。
ちなみに画面、赤くなかったですね。
ということはDVDは明らかにおかしかったということになるはずですが・・・
リコールとかしないんでしょうか?
映画は良いものを作りますが商売の仕方は非常に尊大、
な感じがしてしまいます。



1/25 情婦 →Amazon
おすすめおすすめおすすめ ビリー・ワイルダー
ビリー・ワイルダーというと基本はコメディー、なんですが、
素晴らしいサスペンス映画でした。
ワイルダーらしいコメディアスな雰囲気を維持しつつ、緊迫した法廷劇を描き、
謎解きのサスペンスを味あわせ、しかも最後に見事などんでん返しをもってくる、
さすがに巨匠の作品だけあります。
ワイルダーというと『アパートの鍵貸します』や『サンセット大通り』が
代表作、といわれますが、
これも代表作と言って良い出来です。
特にラストのどんでん返しは脱帽の一言。
どんでん返しというと『スティング』が有名ですが、
こちらも負けず劣らず、素晴らしいものになっています。
(正直『スティング』のオチは読めたのですが、こちらは完全にはめられました。)
全く素晴らしいです。
絶対におすすめ。



1/25 一番美しく →Amazon
おすすめおすすめ 黒澤明
いきなり『撃ちてし止まむ』『情報局選定国民映画』で始まり
「軍神に続け」「山本元帥に続け」と軍国主義下の国策映画まる出しで始まるのですが、
なかなかどうして、素晴らしいドラマに仕上がっていました。
これだけの悪条件下で、これだけ見るに耐える(今見ても普通に面白いと思います)
映画を作るというのは、さすがは黒澤明だと、感心してしまいました。
女子工員の成長ドラマと普通に見ても良し、戦中の日本の国策映画の雰囲気を
学んでも良し、なかなか面白い映画になっていると思います。
個人的には黒澤作品の中でも好きな方の映画です。
それにしてもこの中で描かれる軍国主義の日本、
気味が悪いほど今の北朝鮮にそっくりです。
各テレビ局のニュースで面白がって、
北朝鮮のドラマやテレビ番組を取り上げていますが、
これを見て少し笑えなくなりました。
「日本の軍国主義の復活」とか拉致と植民地支配のトレードオフなんてのは
馬鹿げたたわごとにすぎないというのはもちろん分かっていますが、
でもかつて日本にもこういう時代があったということをしっかりと認識すべきなのだと
感じました。



1/26 ダークシティ →Amazon
テレビなら アレックス・プロヤス
マトリックスの元ネタみたいな映画。
ネタが先行しちゃってそれぞれのキャラがいまいち立ってなかったですね。
「お前が主役かよ」「お前が敵のボスかよ」って感じでした。
手抜きなく作れば結構良い映画になってたんじゃないかなあと思うんですが。
ちょっともったいない感じでした。
とはいえあんまり期待していなかったんで、まあまあ楽しめたかも。
過剰な期待をしないでみれば、そこそこ行けると思います。
ちなみにこの手のネタだとどうしても藤子・F・不二雄の短編『白い夜』を
思い出してしまいます。
たんなるSFではなく、SFを用いて何を描くか、というお手本のような作品です。
マトリックスもダークシティーもこの作品を見習ってほしいですね。



1/26 親指スターウォーズ/親指タイタニック →Amazon →Amazon
まあ暇つぶしにでも スティーブ・オーデカーク
まあパロディとして普通に面白かったです。
別に親指である必要は無かったように思いますが。
まあ親指独特のスケール感(の無さ)は結構見応えがありましたね。
普通の映画ってセットなんかでもかなり奥行きがあるような感じを受けるのですが、
これは画面がいかにも小さくて(テレビ用ってのもあると思うけど)、
ちょっと面白かったです。
あとあちこちで、親指がらみの小ネタがちりばめてあったみたいですが、
字幕ではよく分からなかったのが残念なようであり、幸いなようであり。
アメリカのコメディーはどうも感性があわないんですよね。
まあそんな中では、これは結構普通に楽しめたかも。
オースティン・パワーズみたいにあれこれ詰め込まないで、
小さくまとめたのが良かったのかもしれません。


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