2月

2/3 地獄の黙示録 →Amazon
おすすめおすすめ フランシス・フォード・コッポラ
カーク大佐暗殺の命を帯びた諜報部員が戦火のベトナムの中を
彼の王国を目指し進むロードムービー。
公開当時カットされた未公開フィルムを加えた特別編集版。
ベトナム地獄巡り。
すごいです。
でもこれだけやればいろいろいわれるのも当然ですね。
ベトナム戦争を描いた傑作というとキューブリックの
フルメタル・ジャケット』。
こっちはいかにもキューブリックらしい笑いで風刺しているけど、
『地獄の黙示録』なんてもろですからね。
(キューブリックが夕焼けの「ミッキーマウスマーチ」なのに、
こっちは『ワルキューレの飛翔』なんてやばすぎ。
戦場でサーフィンするのは面白かったけど)
でもそのぶん『フルメタルジャケット』にあるある種の軽さ
(むろん意図したものだけど)がなくなり、
壮大な(そこに逆に滑稽さも感じてしまうけど)
大作になったという面もあると思います。
3時間半と恐ろしく長くてえらい疲れるけど、
十分に面白かったです。
20世紀の映画の金字塔のひとつといっても過言はないです。
見るべき。



2/11 ジェヴォーダンの獣 →Amazon
まあ クリストフ・ガンズ
18世紀フランスジェヴォーダン地方で村びとが
謎の獣に次々と襲われる。
フランス人もパトリス・ルコントやレオス・カラックスばかり
見ているわけじゃ無いんですね。
ちょっと安心した反面、がっかりもしました。
カンフーアクションあり、チャンバラあり、恋愛あり、
CGあり、政治/歴史ネタありのひたすらエンターテイメント映画。
これで笑いの要素を加えて歌って踊ればインド映画の出来上がりです。
(2時間20分と長いし)
まったくよくやるものです。
半分呆れ、半分感心しました。
内容はというと、少々長過ぎるのが難点かな?
ちょっと冗長な感じがします。
1時間半くらいにコンパクトにまとめられたら面白かったと思います。



2/12 男はつらいよ 私の寅さん →Amazon
・・・ 山田洋次
シリーズ第12作。
面白かったです。
でも他の作品にくらべて少し笑いが少なかったかも。
まあパソコン使いながら見ていたせいだと思いますが。
ここまでの中では可も無く不可も無くという感じです。



2/16 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ →Amazon
・・・ 山田洋次
シリーズ第13作。
さすがに『男はつらいよ』シリーズを見て感想を書くのがつらくなってきました。
毎回似たようなもんですからね。
別にそれが悪いことだとは言わないですが。
それにしてもこの映画の中でよく出てくる寅さんの
(「渥美清」のではないですよね)
独り舞台のシーン、本当にうまいですね。
すごいです。



2/16 私の中のもうひとりの私 →Amazon
? ウディ・アレン
哲学の教授をしている女性が50歳を迎えて人生をみつめなおす姿を描く。
見てて途中で寝てしまいました。
映画の内容というよりも疲れてたんだろうと思います。
昼間は仕事で夜映画を2本というのはさすがにちょっときつかったかも。
内容は同じウディ・アレンの『アリス』と良く似た感じ。
ただこちらはウディ・アレンぽいユーモアにかけていたような。
『アリス』の方が好きかな。



2/24 オーシャンズ11 →Amazon
なかなか スティーブン・ソダーバーグ
オーシャンと11人の仲間が1億6千万ドルを狙ってカジノの金庫破りをはかる。
超豪華キャストで話題の映画。
なかなか、面白かったと思います。
ジュリア・ロバーツとかブラッド・ピットとかがもてはやされているけど、
その他のわきを固める人がなかなか良くって、見ごたえがありました。
映画的にもなかなかソダーバーグっぽくて(どこが、というわけではないんですが)
まあ面白かったと思います。
残念ながら『セックスと嘘とビデオテープ』のようなオーラ(迫力?)は
感じられないですけどね。
まあ気軽に楽しめる一本。



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