1月

1/2 男たちの挽歌 →Amazon
まあまあ ジョン・ウー
今やハリウッドで押しも押されもせぬ監督となったジョン・ウーの
大出世作。
意外とまあまあでした。
どちらかというと期待はずれ気味の方の「意外」。
まだまだジョン・ウーらしさが確立されていない頃の作品です。
ロングコートや二丁拳銃くらいは出てくるけど、
余りこだわって無いみたいだし、鳩も出てこないし。
そこら辺に期待しているとちょっと拍子抜けです。
アクションよりもドラマ性に結構こだわっているみたいだし。
まあ、まあです。



1/2 男たちの挽歌2 →Amazon
まあ ジョン・ウー
なんか第一作目よりもストーリーが壊れ気味のような。
アクションにはこだわりを感じさせるようになってきましたが、
まだまだですしね。
男たちの挽歌・最終章
(まあストーリー的にはシリーズとは関係ないんだけど)
が全編ジョン・ウーの美学に貫かれていて、
かなり良い出来(特にラストの教会のシーンとかは秀逸)
だったのに比べると、まだまだ、という感じです。



1/3 恋に落ちたシェークスピア →Amazon
まあまあ ジョン・マッデン
シェークスピアと貴族の令嬢の恋を通して
『ロミオとジュリエット』が生まれるまでを描く。
グィネス・パルトロウがアカデミー主演女優賞を獲得。
うーん、まあ良くできているとは思いますが、
かといって取り立ててみるべきところも無いような。
けっこういい役者が揃っているんですけどね。
暇な時に見るにはいいかも。



1/5 男はつらいよ 寅次郎夢枕 →Amazon
・・・ 山田洋次
シリーズ第十作。
シリーズここまでの中では一番面白かったと思います。
なんでかはよくわかんないですけどね。
好きです。



1/5 バトルロワイヤル →Amazon
おすすめおすすめおすすめ 深作欣二
中学生一クラスが無人島に集められ、最後の一人まで殺しあいをする。
その内容から公開禁止騒ぎまで起きた話題作。
めちゃくちゃ面白かったです。
失礼な話ですが、ハッキリいってすごく意外でした。
とにかく面白かったです。
まあ見どころも突っ込み所もけっこうあったような気がしますが、
とにかく面白かったので、いうことありません。
東映のロゴマークからラストまで気の抜けるところ無しで
一気に見せてしまうところは、とにかくすごかったです。
今の日本でもこれだけの映画があるんですね。
感心してしまいました。
ここ数年で見た日本映画の中で(黒澤映画は除くけど)
間違い無く一番のできです。
上映禁止うんぬんの話題を抜きにして
(そういう論議自体は完全に無意味だと思うけど)
ぜひ見てほしい一作です。



1/13 七人の侍 →Amazon
映画館で見ましょう 黒澤明
いわずとしれた日本映画の大傑作。
言うことありません。
少々長いですが、全く長さを感じさせません。
ところでこれ中国版のDVDを見たんですが、
(それもiBookで!)
やっぱり映画館で見ないといけない映画です。
最近名画座が減ってなかなかかからないんで困りますねえ。



1/20 HANA-BI →Amazon
なかなか 北野武
やり手の刑事と癌におかされ余命短い妻との交流を描く。
ベネチア映画祭グランプリ受賞。
ベネチアでグランプリと言うことでいったいどんな映画かと思ったけど、
バイオレンスとユーモア、いかにも北野武らしい(といってもほとんど見てないけど)映画でした。
この感情に溺れないひょうひょうとした作風が、
ヨーロッパで評価されているんでしょうね。
なかなか良かったです。



1/21 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 →Amazon
・・・ 山田洋次
シリーズ第11作。
リリーさん初登場編です。
なんだかばかにシリアスな雰囲気のただよう一作です。
面白いのは間違いありませんが。



1/26 スパイゲーム →Amazon
はずれ トニー・スコット
引退間近のスパイが囚われの身となったかつての弟子をすくうために戦う。
なんだか非常にかったるい作品。
ロバート・レッドフォードが上層部を相手にしながら
救出に頭を絞るのはいいんだけど、
その間のブラッド・ピットとの絡みを描く回想シーンが長過ぎです。
そのへんがほとんどストーリーに関わってこないんですよね。
誰を助けようとしていたのかだけをさっとまとめればいいのに。
それにしても、あんなラストありなんでしょうか?
「第三次世界大戦から世界をすくう」スパイゲーム2の伏線かも知れません。



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