
2/27 11:35pm カルカッタ
Tourist Innにて
昨日は10時半就寝。ちょうど寝ようとしていたときに駅についてけっこう大きそうな駅だったので(つまり停車時間も長い)一度下りてみた。夜気が気持ち良い。またなにやらいろいろと食べ物を売っていたが、もう寝ると決めてしまったので食わずに就寝。
今日は5時と6時に一度づつ目が覚め、まともに起きたのが8時ごろ。自分の予定では今日の1時半にカルカッタ着のはずだった(時刻表にもたしかそう書いてあった)が、8時半にカルカッタに着いてしまった。駅に着いたと思ったらみんなどんどんおり出し、木村にホームに下りてもらうとハウラー駅だというのであわてて下車。重い荷物をかかえて地下鉄まで3〜40分歩く。途中で冷えたコーラRs8を飲む。のどがかわいたときは持ち運びの水(ぬるま湯)を飲んでいたので「ひえている」ことのありがたさを感じた。地下鉄の切符売り場で下車駅を調べていると突然多くの人が走り込んできて切符売り場へ行列をつくる。列に並ぶのはばかばかしいし疲れているので列がはけるのを待って買いに行くと「No
Train」次の列車はいつかときくと「I dont know」仕方なく外に出ると入り口のシャッターを閉められてしまった。いったいなんだったのか?30分程タクシーを待つが、マドラスとは違い空タクシーをひろうのは大変で、あきらめて歩き出そうとしたところちょうど空のタクシーがやってきた。Rs30でサダルストリート<バックパッカーのメッカ・聖地だ>へ行き30分程かけて第一候補であるTourist
Innを発見チェックインRs200。宿帳を見ているとさすがに日本人ばかりである。その後シャワーとセンタク。昼食に出かける。まる一日以上ほとんどなにも食べていないので(マンゴー一切れと地下鉄でバランスアップ?二切れ)ごうかにステーキを食べる。<牛肉だ。ちなみにこのときはビールも飲んだ。インドは基本的には禁酒の国であるが>ステーキはRs55とRs50。どうも木村の方がうまそうだった。自分のがまずかったわけではないが。その後カルカッタ公園の前で見にバスをつかまえダルハウジー広場までRs3×2(くらい)で行く。ひどくガクガクして立っているのはつらい。
Eastern Raipway Officeでバナーラス行きチケットを手配。希望の列車があったせいかあっと言うまで5分くらいしかかからなかった。次にカルカッタの地図を求めてインド政府観光局へ。これが最悪で、乗った地下鉄も反対方向行き(いつの間に動いていた)なら駅を下りてからも完全に反対方向へ歩き、ようやくたどり着いたら「Closed」ふらふらになってホテルまで歩く。ホテルではフロント(客引きと雑用?)のじいさんと映画話。やはりおすすめは「Kuch
Kuch」であった。それから夕食と映画館巡り。近くの3軒の映画館はいずれも「English Movie」で、たしか「Six Days Seven
Nights」「メリーにくびったけ」と何かもう一つだった。この映画館の近くのNew Market周辺はいろいろなろ店が立ちならび活気があって楽しそう。カバンをRs35で売っていたりする。またマドラスと違いちゃんとした「商店街」も形成されている。マドラスと違うといえばサリーではない女性が結構いる(マドラスではほぼ0)、くつをはいている人が半分くらいいる(スーツを着ている人以外は0)道がかなりキレイ(ゴミの山があまりない、あくまでもマドラスに比べて)馬車や山羊車?もない、といった点があげられる。やはりマドラスには生粋のインドの文化が残っているということかもしれない。サダルストリートのまわりをぐるぐるとレストランと映画館を求めて歩き回り、飯はサダルのはしの食堂、(チキンのカレーRs20、ライスRs5、TeaRs3)ですます。ライスはどうも冷えていてうまくない。北方なのでパン系を食べるべきなのかも。映画はホテルのちょうど裏辺のJAMUNAという映画館で「Kaun?」を見ることに。イーガで「Kuch
Kuch」を見ていたときに予告編をやっていたホラーっぽい映画で、パウルさんも良いといっていたと思う。9:15分からフンパツしてRs35のバルコニー席を購入。映画が始まるまで近くのカセット屋をひやかしてまわったが、一おしはどこも「Kuch
Kuch」で、タミルムービーへの意識はずいぶん低かった。映画はかなりトラブル続きだったが(途中でフィルムが切れたり、音が消えたり)そこそこ面白かった。特にラストの方は。ちょっとヒッチコックっぽすぎるかとも思うが。2時間弱とかなり短いヒンディー映画だったが、観客は結構満足していたようだった。その後ホテルに戻り、荷物の整理と日記書きをする。
そういえば鉄道のチケットは「Each$6」だった。一しゅん手付金か、予約料かと思ったが、大体一人Rs200強と(それでも安いが)いう値段である。Rs35のカバンといいRs200のこのホテルといい(ベンジョとシャワーは共通であるが)本当にインドは物価が安い。
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フーリー河 ゴミ、廃船、カラスが空を舞い、川が静かに流れる中、日は沈みます。 |
2/28 9:58pm カルカッタ
Tourist Innにて
朝9:15ごろ起床。予定は7:30だったが二度寝してしまった。
疲れがあるのだろうか?地下鉄出カーリーガートを目指す予定だったが、地下鉄の入口で日本人の女性に声をかけられる。「地下鉄は2時まで動かないそうなんですけどどうするんですか?」どうにかしますとはさすがに言えず「バスとか電車でも・・・」と答えたが、そういったトラブルにいかに対処するかが(個人)旅行の楽しみなんじゃないかと思う。
とにかく市電にでも乗ろうと思いうろうろしたり地図を見たりしているとインド人がやってきて、カーリーガートならどんなバスでも行くと教えてくれた。そこでバス乗り場へ行き、二本はカーリーガートへは「ノー」だったが3本目でようやく乗れる。日曜日なのでバスはかなりすいており乗りやすかった。カーリーガートに到着、カーリー寺院へ向かうが、途中で急に腹が痛くなる。下痢ではなく、なにやら胃痛のようなさすような痛み。休み休みすすむ。カーリー寺院ではまさに「地球の歩き方」そのままのガイドがついた。事前に金をカバンに入れておいたので途中「No
Money」の一点張りでおふせRs10、花代Rs9、ガイド料ボールペン一本で切り抜ける<こういう配って喜ばれる小道具は便利だ。10円玉とか5円玉(特に穴あき銭はめずらしいと思う)とかもよい>。行く必要はなかったかもしれないが、カルカッタの守り神でもあるので見ておく価値はあるかも知れない。
腹痛のため休み休みでバスに乗りエスプラネード<カルカッタのメインストリート>へ。よくわからない所におろされたので地図をたよりにイーデン庭園へ歩く。イーデン庭園では一休みのついでにラジオをつけてみるとFM・AMそれぞれ5、6局も入った。ラジオを聞きながらベンチに寝っころがって目を閉じるととても気持ちがいい。子供がシーソーで遊んでいたり野生の?リスがいたりと良いところである。その後バザールをうろうろして木村のサンダルを探す。昼食をとる。二人でRs50。その後サンダルを探していると客引きにあやしげな(ほとんどまわりは休みの)バザールへと連れ込まれる。サンダルを見るがゴムの草履がなんと$32。いったいどういう理屈なのか不明。TATAの(カルカッタのいたる所で看板を見る財閥)ゾウリだから高いとかいっていたが、そもそも本物かどうかあやしいものだし。向こうは$32、こちらはRs100とまったく別の次元の値段交渉をしてお話にならず店を出る。出ぎわに店の人一言「ウルサイ」。その後さらにサンダルを探して北のバザールへ行くがあいにく日曜でほとんど休み。得るところ無く夕日とフーリー河を見ようと思い、公園へ向かうが、途中でポスターをのぞき、30分はかけてポスターを選ぶ。小1、カレンダー2、大1でRs140。言い値がRs150だからほとんど値引きできなかった。そもそも大きなポスターの舌出しカーリーに見とれて?寄ったのだった。結局ずい分と時間をかけたせいで夕日はあきらめホテルへ戻る。途中同じカーリー大のポスターがあったのでいくらかなあと思いつつみていると店から「35」といわれ、まいったなあと思い去ろうとすると「25」、「20」とあっという間に下がってしまった。Rs20ということで木村が買っていたが、その前のは完全に失敗だった。さらに進みサンダル屋を発見。ちょうど良いのがあり、Rs325というところをRs275で購入。ホテルへ戻って一休み。またホテルの北をレストランを求めてうろうろし、結局サダルstからちょっとはいったところのレストランで食事、Rs81。味はまずまずかもしれないがガーリックナンは別にガーリックの味などしなかった。ちょっと足りなかったのでホテルの前の屋台でチョウメン(炒麺、ジャオミエン?)つまり焼きそばRs10を購入。うまくもなくまずくもなく不思議な味。ホテルへ戻る。どこぞからPoliceの曲が流れていた。
今日痛れつに感じたのは市場原理ということ。最初のポスター屋では、さんざん時間をかけてずい分悩んだので足元を見られて値引きに失敗したが、次の時はちょっと興味を示しただけだったので、あっという間に(ほんとに10秒もかからなかった)半値近くにまで下がった。サンダルにしてもおれの時はマドラスでサンダル屋なんていくらでもあって(多分)大きいサイズもあったと思うので、Rs230をRs150間で値切れたが、2軒(実質は1軒)でサイズがなかったらボラれそうになったりして買えなかったのでそう強引な値段交渉はできなかったのである。二本だと値札についている分をはらって買うというだけで(せいぜいサービスくらいの値引きがあるだけ)売り手と買い手で値段が決まるという原則を感じないが、インドではもろにそれを感じる。結構良い勉強になる。

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