インド(マドラス)行きの飛行機はやや早めだったため前日は一緒に行く木村の家に泊めてもらう。その日までにはまあいろいろとあったがとにかく出発である。

2/19 12:13(日本時間) クアラルンプールへの機中にて
11:23(マレーシア時間)

6時半くらいに車で出発、途中でメガネを忘れていないか不安になりカバンの中を確認するとやはりないので一度戻る。が部屋の中にもなくよく調べたらカバンの日常品袋ではなく外に入っていた。
7:30空港第2ターミナル到着。8:30集合だった<8:30に旅行代理店から航空券を受け取るという約束のこと。もちろんツアーではない>ので大部早くついた。重いカバンをかついであちこちうろつくが何の収穫もなし。第2ターミナルにはコンビニはないようだ。マクドナルドはあった。高いかと思ったが普通の値段のよう。
また空港内はtずいぶんと中国人が多かった。旧正月の休みを日本ですごして帰るところだろうか。声が大きくて目立つので、半分くらいは中国人ではないかという印象を受けた。
チケットを受け取りチェックイン・出国・登場とすいすいといった。なれてきたせいだろうか。飛行機はペナン島経由クアラルンプール行き、MH071便。

2/19  2:44 日本時間  クアラルンプール行機内にて
1:44マレーシア時間

一眠りして起きる マレーシア航空のサービスの良さには実におどろいた。エコノミーの席一つ一つにモニタ(液晶・・・前の席の後ろについている)がついている。それでテレビが11種類(ラッシュアワー等映画・スポーツなど)があり(副音声を入れるともっとある)ラジオも20種弱、はてはテレビゲームまでついてくる。ゲームはF0ゼルダの伝説(カラーゲームボーイ版?)マリオなど15種類で、有線リモコンに十字ボタンとABXY SELECT STARTボタンがついている。ちなみにこのリモコンの横にはクレジットカードリーダがついているので(ただのみぞだけど)「有料か?」とあせったけど、これはリモコンの裏に付いている電話(!)国際電話をかけるためのものらしい。たいしたサービスである。
途中で飲み物を「ビール・・・?」とか言ってもってきたのでなにげなくとったら(泡がなかったので気の抜けたビールかなと思っていた)なんとウィスキーであった。しかもロックである。それもビールと思うほどの量ほぼコップ一杯、指なら4本以上である。さらにはあまりうまいと思えるものではなく(そもそもウィスキーをうまいと思ったことはほとんどないが)一口一口ウィスキーの思い出が(ゼミ合宿の失敗がほとんどである)よみがえってくる。それでも食事を挟んで(それがあるせいでワインを頼みそこねた)1時間半はねばって3分の2ほど飲んだのだが、そこでもう絶えられなくなり、

 

 

2/19  4:20 日本時間  機内にて
3:20 マレーシア時間  チャップリン「CURE」を見て

マドラスに着いてからの予定を打ち合わせて 続けよう。さすがにウィスキーに絶えられなくなりトイレに行く木村に捨ててもらった。ちなみに機内食は茶そば、パン、シーフードパスタ、フルーツ、アイスクリームだった。ウィスキーを飲みながらそばやアイスを食べていたわけである。その後1時間ほど寝る。リフレッシュしたが首がいたくなる。細かいことをのぞくと後はモニタやリモコンの写真をとったくらいであろうか。 <暗かったせいかさすがに写らなかったようだ。残念>。

2/19  5:22 マレーシア時間 ペナン島空港待合室にて

4:45にペナン島に到着。<ペナン島は経由地であり乗り継ぎではなかったのだが、もちろん降りる>降りると気温33度というだけあって空港の中でもむし暑い。木々の緑や花の色は完全に夏の色である。また自分の時計ではもう6時を過ぎているわけだが外の空はまだまだ明るく夏の午後の昼下がりを思わせる様子である。10時半に成田をたち7時間、遠くまで来たという感慨を持った。空港の中はなにやら閑散としていてうすぐらく静かである。売店もあるにはあるがほとんど客はなく、見るべきものはないようだ。

 

ペナン島
ペナン島
 冬の日本を飛び立って数時間、夏です。

 

 

 

2/19  6:40 マレーシア時間 クアラルンプール行機内にて
7:40 日本時間

6:35ペナン島を出発。疲れたし腹も減った。 ちなみにペナン->クアラルンプール間は国内線となるそうで全席禁煙だそうだ。飛行時間は34分とのこと。

 

 

2/19  8:07 マレーシア時間 クアラルンプール空港にて

7:20分クアラルンプール着。着陸までずいぶん時間がかかった。ちなみに乗ったのはボーイング747の新型機のようで、着陸のため高度を下げるのがずい分となめらかだった。
クアラルンプールの外の気温は32度あるそうだが空港の中は冷房がきいていてむしろ涼しいくらいである。また到着ゲート(ロビー)は当然ながらがらんとしていてさびしい。モニタでチェンナイ行きがC-16ゲートであることを確かめCのゲートの方へ行く。Cのゲートの方へは成田の第2ターミナルのように電車で行くのだが、なかなか電車が来ないのでやはり日本とは違うな、などと思っていたが乗ってみると所要時間3〜4分はかかる遠いところまで行かなければいけないことがわかった。来ないのも当然かもしれない。
このクアラルンプール空港は(正式名称ではないが)山のまん中にあるらしく、電車を待つ間や乗っている間森のにおいがした。ケアンズのジャングルを思い出す。このにおいをかいでいると東京へ帰りたくなくなってくる。

 

 

2/19  8:36 マレーシア時間 空港待合室にて

トイレに行っている間に搭乗開始になったので待合室まで来た。
・・・続き。そんな森の匂いとはうって変わって、Cターミナルは実に近代的な建物である。建築など皆目分からない自分でも名のある建築家が作ったのではないかと思うほどである。また乗り継ぎの中継地点ということか、実に様々な人がいる。一見してわかるインド系の黒いはだや白人・日本人・華僑など。ツアーのごとく連れ立っている人、家族づれ、夫婦、一人でいすにねそべっている人などである。ともかく腹が減ったので何か食べる物はないか探しつつ免税店を一回りして(一通りのブランドと本屋などで別に見るべきものはなかったし、食べ物も見つからなかった)ゲートの付近で一休みしてこれを書いたりトイレへ行ったりしていたら搭乗開始になった。
そういえば搭乗しようと列がはけるのを待っていて木村がトイレに行っているあいだ、となりに座っていた女の人が話しかけてきた。「Where you go?」と聞こえたので「Chennai(チェンナイ)」と答えると相手は「あっそう」というようなそうでないような妙な顔をしてだまってしまった。
何か聞き違えたのだろうか?聞き返して欲しかったのだろうか?そもそも他は全く開く気配のないゲートの前で「どこへ行く?」という質問があり得るのか?良くわからなかった。

 

 

2/19  9:38 マレーシア時間 チェンナイ行き機内にて

出発寸前 待合室は外国人(西洋人といった方がわかりやすいとは思うが)特有の体臭がただっていた。別にきらいなわけではなく「外国だな」ということを感じる。乗り込む蛇腹の途中で持ち込み荷物の大きさチェックをしていた。インド人は荷物を何でも持ち込もうとするので大きい荷物を取り上げているようだった。ターンテーブルをまわっている荷物は勝手に空けられて荒らされると本には書いてあったがそれを怖れているのだろうか?いちおう鍵をかけておいたが・・・不安になった。その荷物の混乱のせいか蛇腹の中は列ができて待っていた。(たしかにインド人はきちんと並ぶようだ)その途中でインド人のおじさんに話しかけられた。言っていることは半分くらいしかわからなかったが途中で「なぜインドに来たか」とたずねられて答につまってしまった。機内は席の番号が分かりにくいのと持ち込んだ荷物を置くので、かなり混乱していた。通路の間に荷物を置くのでスチュワーデスが一生懸命そっ先している様子は日本では見られない(アジアならではの?)光景ではないだろうか。ここまで書いてきて今ちょうど飛行機が離陸した。窓際の席であるが外はもう真っ暗である。もう二人とも相当疲れがたまっているし腹も減っているが、まだ両替やホテル探しが残っている。つくのは日本で言えば2時をまわっている時間だし・・・しかし今そんなことを書いていても始まらない。「なぜインドに来たのか?」その答が今後の生活でわかることを祈りつつここは筆を置くことにする。

 

 

2/20  AM1:54 日本時間  機内にて
2/19  PM10:24 インド時間  

1時間半ほど寝て 今起きたところだが非常に眠い。日本時間で12時くらいから機内食が出た。カレー風味の豆のいためものの冷たいもの、ナンのようなパン、スイカ・メロン・マスクメロン?のフルーツ、人参のにものそしてサフランライス?と牛肉のカレーである。カレーはやはり辛かった(なぜ牛肉が出たのかは良くわからないが) <言うまでもないかも知れないが、ヒンズー教とは牛を食べない>し、ライスも辛かったと思う。先が思いやられる。待ちに待った食事にありつけたためかなりの眠気におそわれて就寝。今はもう着陸態勢に入ったようだ。

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