ザコパネ(タトラ)

その三 3/6


3/9 7:25 ベネチア駅待合室にて

 3/6分。朝6:50起床。本当は六時に起きる予定だったのだが、やはり疲れている。朝食に残り物のパンなどを全部食べて出発。この日も良い天気である。
 最初にに行き、クラコフ行きの電車の時刻を確認。17:05発。次に駅前のバス停からバスに乗り今日の目的地である谷へ。谷間を歩き山小屋を目指す。まずは入口の店で朝食を食べる。朝、結構食べていたのでそれほど空腹ではなかったのだが、前日燃料不足でかなりきつかったので念のためちゃんと食べておく。
 食事後谷歩き。歩いている人が他にも結構いる。道はほぼ平坦で、楽といえば楽だが、雪も多いし、疲れもたまっているので、のんびり散歩というほど楽々ではない。景色は割と変化があって、広い牧草地に着いたり狭い谷間を歩いたり、小川を橋で渡ったり。
 ほどなくして山小屋に到着。名物だというケーキ(アップルパイみたいなの)を食べて一休み。休憩後をちょっと散歩するが、すぐになだれ危険の標識にぶつかり戻る。きれいはきれいだけど、前日の湖には及ばない。
 山小屋に戻ってすぐに下り始める。この日ポーランド南部に突然春がやってきた。陽光がさんさんと降り注ぎ、雪が溶け始める。下りは楽々だろうと思っていたら、突如溶け出した雪のぬかるみに足を取られて歩くのにかなり苦労した。翌日朝には一面のアイスバーンになってさらに大変なことだろう。
 入口まで戻りバスでザコパネに戻り、レストランで昼食。おいしかった。ビールを飲んで部屋に戻り、一時間眠る(Jacekはテレビ塔に登ろうとか言っていたが、とてもそんな余裕は無かった)。起きてすぐにバックパックを担いで出発。ビールと疲れて一時間弱熟睡したのだが、そのせいで逆に全身に疲れが出て、バックパックを背負って歩くのにもういっぱいいっぱいという感じだった。梅里で四日歩いた時はここまで疲れなかったのだが・・・やはり雪山の体力消耗度合いは全く違う。
 列車に乗ってクラコフに戻り、(途中で素晴らしい夕焼け見ることができた)、ザピエカンカで夕食を食べて、スーパーで飲み物やビスケットなどを調達して、ベルリンに戻るJacekと分かれる。
 で、Wien行きに乗ろう・・・としたら問題発生。この列車はプラハ行きとウィーン行きが合体しているのだが、ウィーン行きは寝台一両のみで予約が必要とのこと。ペトロヴィッツァで乗り換えなさい、と言われてとりあえずプラハ行きの車両に乗り込む。ペトロヴィッツァには一時くらいに着くもののそんな時間に本当に列車があるのか半信半疑だったのだが、よく考えてみたらその駅でウィーン行きの車両が切り離されて、別の列車と合流するのだろう。プラハ行きの車両はガラガラでコンパートメントに一人だったので、横になってペトロヴィッツァまで三時間弱、ぐっすりと眠る。
 で、ペトロヴィッツァで乗り換え。ウィーン行きは二時過ぎ発で、予想通りクラコフからのウィーン行きもここで分離、別の列車(キエフから来た列車)と合流していた。一時間くらい駅の中をうろうろしてから列車に乗り込み、同じくガラガラの列車で横になって眠る。三時に検札、五時過ぎてパスポートのチェック(オーストリア入国)×2と検札と何度も起こされて参ったが、それまでは割と良く眠ることができたと思う。
  今日の歩数 30150歩


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