ベルリン

その一 2/27


3/1 14:56Jacekの部屋にて

 食事をして帰って来たところ。
 おとといの件を簡単に。やっぱり疲れているのか朝は十時過ぎまで寝て、十一時過ぎに朝食。その後も音楽を聴いたり(彼は世界各地からいろんなCDを買って来ていてなかなか面白い)、写真の整理をしたりしていて三時過ぎに昼食。ポーランドの実家から持って来たという肉料理とご飯。ご飯は煮過ぎで少しベタベタになっていたがまあまあ。作り方でちょっと驚いたのだが、米が小分けの袋に入っていてそれを鍋にそのまま放り込む。開けなくていいの?と思ったら、袋に小さな穴があいていてそこから適量の水分が入ってくるらしい。なるほど。まあ結果はベタベタになっちゃったけど。それよりもフォークでご飯は食べにくい。
 食事後五時も過ぎてから観光に出発。まずはナチスのバンカーだったという建物に行く。上からの眺めはまずまず。ツアーを企画して申請すれば、週末に中に入ることもできるらしい。その後ブランデンブルグ門()へ移動し、ベルリンの壁の跡プレートを眺める。壁を越えようとして殺された人の慰霊碑が生々しい。
 次に国会議事堂()へ。セキュリティチェックで三十分近く待たされてようやく入場。無料で十一時まで入れるらしい。エレベータで上のガラスのドームに登る。ベルリンの市外を見下ろせるのだが、周りに高い建物がほとんどなく、公園も多いので、お世辞にも夜景がきれいとは言いがたい。逆に静かで暮らしやすいとは思うけど。「ドイツの首都ベルリン」という自分の中のイメージとはちょっと違っていた。そのかわりガラスのドームの中はなかなか美しい。議場を上から覗けるが、これは「開かれた透明な議会」を意味しているらしい。あと首相官邸から一連の建物が旧西ベルリンから旧東ベルリンへ一直線に並んでいるが、これはベルリン統合の象徴だ、とのこと。
 そこから歩いてポツダムプラッツ()へ。ビジネスビルとショッピングセンターの複合施設。行ったときたまたま何やらハリウッド映画のプレミアをやっていた。ヒュー・グラント(→)とドリュー・バリモア()主演のラブコメで、ヒュー・グラントが来ていた(よく見えなかったけど)。ドリュー・バリモアはたぶん来てないと思う。カメラを構えるファンの姿は世界共通である。
 その後、映画でも見るか、という話になったんだけど、ほとんどがドイツ語吹き替えなのでやめて、ケバブを買って部屋に戻り、彼のコレクションのインド映画を見ながらビールを飲む。なつかしいなあ。
  今日の歩数 12677歩


前へindex次へ