上海
その六 10/22
ずいぶんゆっくりしたつもりなんだけど、まだ風邪は完治していない。大分良くなったとは思うけど。
今日は午前中いっぱいはホステル内でいろいろ。メールを書いたりスクリプトを書いたり。やってもやっても追いつかない。
午後一時くらいにS君が来たので出発。例によってDVDの買い出し。古北路というところのカルフールの近くとのことで、まずカルフールで列車内用の食料品を購入する。14.2元。いろいろな都市でカルフールに行ったけど、上海のカルフールはやっぱり活気が違う気がする。続いて近くのDVD屋を眺めるけど品揃えもそんなに良くないし、やっぱり高い。セットものは一枚20元以上吹っかけられる。あと入るなりいきなり「今天没有」と言われたんだけど、どうも日本語のDVDは無いということらしい。この辺は日本人が多く、日本語の看板も多いのだが、そういう日本人向けの裏商売が盛んらしい。俺は基本的に中国語学習用として買っているのであって、そういう純粋な海賊行為はあまり感心しないなあ・・・といっても同じ穴の狢か。ただそういう人たちが高い金額で買っているせいで、外国人と見ると吹っかけてくるのは困る。
その後一度S君の上海大学へ移動して中を見学したり、近くのDVD屋を見たり。ここは一枚5元と正常な価格?だったんだけど、探しているものは見つからなかった。あと上海大学の留学生楼はずいぶんきれいだったのにびっくりする。入口は世界各国の時計が掲げられて、制服のお姉さんが二人も座っていて、まるでホテルである。西安は「おばちゃん、ちょっと飯食ってくるわ」って感じだったんだけど、ここは「行ってらっしゃいませ」という雰囲気である。(北京第二外語学院も確か西安みたいな感じだったような)そこからタクシーの運ちゃんに教えてもらった虬江路へ行って再びDVD探し。も、DVDやが何軒かあるのかと思ったら一軒しか見つからなくて、やはり探し物は見つからなかった。疲れたので近くでお茶飲んでしばらく休憩して、調子の悪そうなS君と別れて一人で夕食。虬江路は俺好みの汚い食堂が多くて、その中から東北水餃。鮮肉2元、韭菜1元、黄芽菜1元、各六個。六個ってのがよくわからなかったんだけど、どうも六個で一両らしい。ここの餃子はうまかった。もう一度食べる価値はあると思う。で、帰り際にすぐ近くの汤包屋で汤包を一笼テイクアウト2.5元。成都の汤包で失敗したのでかなり懐疑的だったんだけど、ここの汤包は本物だった。ただ帰り着いたときにはかなり冷めてしまっていたのが残念。やっぱり汤包は熱々でないとダメらしい。
バスに乗り人民広場で下りたんだけど、下りた辺で南京路や南の方の高層ビル群の夜景の写真を何枚か撮影。四ヶ月近く中国の内陸部をうろうろしてきたせいで、完全なお上りさん状態である。いやー都会ってすげーなー、って感じ。
日記書き。同室のイギリス人さんとちょっと雑談。北京からスタートして二ヶ月でずいぶんあちこち廻ったらしい。シャングリラからジープで七日かけてラサへ行ったりとか。そういうバカンスを取れる欧米人が本当にうらやましい。イギリス政府の環境省とかそういう部署で働いているとのこと。帰ったらロンドン五輪の仕事だそうで、「また北京に来る機会があるんじゃないの?」と言ったら、「Fuck off」とのことだった。
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