昆明

その一 10/27


10/27 19:05花鳥市場近くの食堂にて

 今日は結構疲れた。
 午前中は例によって電車の中。特になんということもない。下りる前にしばらくミャオ族のおじいさんと話をしたんだけど、やっぱり方言が聞き取りづらい。ただ逆に普通話ならかなり聞き取れる自信はついてきたと思う。もちろん聞き取れないことも多いけど、会話をするにはほとんど支障のないレベルだと思う。
 駅からは64路のバスでホステルの近くまで。駅前には旅行社の客引きがいっぱいいて、そのうちの一人に64路のバス停の場所を聞いたら、バス停まで案内してくれた上に、バスに乗るまで見送ってくれた。親切なのか仕事熱心なのか。いろいろもらったパンフの中にミャンマー行きのツアーがあってちょっと心を動かされたんだけど、考えてみたらシングルのビザだから出国したら中国国内に戻れないんだった。
 バスを下りてからはスムーズにホステルを発見してチェックイン。8人部屋で20元。かなり詳細な地図付きカードがあったので非常に助かった。部屋もなかなかきれいで各ベッドにコンセントもある。これで無線LANがあれば完璧なんだけど、さて・・・


10/27 23:48ユースホステルにて

 雲南の夜は思っていたよりも寒い。布団に入って日記を書いている。
 部屋に荷物を置いて、フロントで西山への行き方を聞いて出発。ホステルの近くで小鍋米線3.5元を食べる。おいしかったけど、予想外に辛くてびっくりする。雲南料理って辛いというイメージは無かったんだけど、普通に辛いみたい。
 バスを82路と二本乗り継いで西山へ。フロントでは82路の六路車場で乗り換えるように指示されていたのに間違えて終点まで行ってしまったんだけど、終点でも運良く乗り換えることができた。バスに乗っている間ちょっと雨が降って山登りは出来ないんじゃないかと心配したものの、着いたときには雨も上がっていた。雨でぬかるんだ道を滑らないように気をつけながら歩いて登山口を見つけ、登山開始。登ったのは都合三十分くらいかな?短かったけど結構疲れた。体力落ちてるなあ。
 龍門は三十元。学割無し。門入ってからも山登りでちょっとげっそりという感じ。中には道教の寺やなんかがいくつかあるんだけど、見所は龍門とその辺から見下ろす滇池、昆明の街。これはなかなかきれいで見応えがある。苦労して登ったかいがあった。門票30元はちょっと微妙だけど。
 中はやっぱり中国人のツアーがたくさん。ガイドさんが少数民族の伝統衣装でなかなかかわいい。あと小石林という看板があったので苦労して探したんだけど、大したことの無い岩がゴロゴロしている場所だった。がっかり。もしかしたら場所間違えてたのかもしれないけど。
 バスを乗り継いで戻り、花鳥市場へ。着いたのが18:30くらいで大体の店が閉まったあとだった。これまた残念。近くで夕食、过桥米线10元。一番安い6元のにしようとしたら10元のにしろと指示されたので素直に10元のにする。始めに具が出てきて、それと米線をスープに入れて食べる。小姐にどうやって食べるのか聞いたら、いきなり具を全部ぶち込まれてしまって、普通の米線と変わらない状態になってしまったのだが、やっぱり具の味が違った。なのでちょっと高めの具を選んだのはより过桥米线らしくい味を味わえて正解だったらしい。
 帰りがけに烤肉2本2元。おいしかったんだけど異様なほどに辛かった。あんなに辛い烤肉は初めてである。あと糖葫芦2元。いろいろなフルーツが刺さっていてまるでフルーツパフェみたい。いかにも雲南らしい。お腹いっぱいで本当は食べる気無かったんだけど、西安ではこういうタイプは見なかったものでつい。あと周りの紙は何かと思ったらオブラートだった。
 帰りがけにウォルマートで買い物。ビールコーナーを見てみたらライチビールウーロンビールミルクビールがあったのでやむを得ず購入する。ミルクビールは一本6.8元とやたらに高いのだが、だからといって飲まないわけにはいかない。さっき飲んでみたけど予想よりはまずくない。なんだかカルピスソーダみたい。中身は当然白い。当たり前だけど。
 ホテルに戻って同室のアメリカ人、台湾人(たぶん)と会話。スペイン語を勉強するならグァテマラが安くていい、発音が明瞭だし人も良い、多くのアメリカ人がグァテマラに行って勉強してる、とかそんな話。台湾の女の人が来年南米に行くと言うので、俺も初めメキシコで勉強しようと思ってる、と言ったら、そんな話に展開した。勉強になった。あとここ、無線LANがあるにはあるんだけど、電波は届いてもネットにつながらない。桂林もたしかこうだったんだけどなんでだろう?アメリカ人も携帯がネットにつながらないと言って困っていた。あと見た感じホステルの中はガラガラっぽい。この部屋は8人部屋で今たぶん4人。他のところが人気なのかな?
 今日の歩数 24747歩


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