10月

9/16 八日目 →Amazon
おすすめ おすすめ おすすめ ジャコ・バン・ドルマン
良いです。
途中はありがちな感動ものといわれても仕方がないような内容なんだけど、 ラストは秀逸。
「神様が八日目につくったもの」が何かを考えながらみると、 ラストは本当に感動します。



10/7 パリ、テキサス →Amazon
やっぱりおすすめ ヴィム・ベンダース
ライ・クーダーの忍び泣くようなギターがすばらしく、
またテキサスの荒野のシーンに心奪われてしまいました。
良いです。
ラストののぞき部屋のシーンも感動的。
ところでスペインにセキーネーという名前があるというのは知らなかった・・・



10/7 Xーメン →Amazon
まあまあ・・・? ブライアン・シンガー
前評判がずいぶんと高かったので結構期待していたんだけど・・・
ちょっと小さくまとまりすぎかな? こじんまりとした感じ。
ところで映画の中で大分ワイヤーアクション使われていたんだけど、 やっぱりまだまだ甘いなという感じがした。
本物の香港映画とかにくらべるとまだまだ子供だましみたいに見える。
M:I-2』のアクションもカンフーというよりはチンピラの喧嘩みたいだったし。
まあ良いものはどんどん取り込んでいくというのがハリウッドのいいところなんだけど。



10/8 インタビューウィズバンパイア →Amazon
・・・ ニール・ジョーダン
まあまあ・・・うーん・・・
一回みればもういいやというかんじです。



10/8 イングリッシュ・ペイシェント →Amazon
ふーん・・・ アンソニー・ミンゲラ
ディズニーの映画で「砂漠は生きている」というのがあるらしいけど、
(『国境の南、太陽の西』で知った)
なんかこれも砂漠が主人公のような映画だった。
砂漠に行ってみたいです。本物の砂漠に・・・
ところで看護婦役のジュリエット・ビノシュがなかなかよかったです。
そんなところ。



10/8 ビヨンド・サイレンス →Amazon
結構良いと思います カロリーヌ・リンク
「大人になれば歌を歌えるものだと思ってた。ママも大人になれば歌えると。
だから鏡の前に立って口を動かし、声を出して歌ってるふりをした。」
ママの言葉がつらかったです。
全体としてはもうちょっとというところもあるけど、 良いテーマの映画です。



10/9 紅いコーリャン →Amazon
まずまず チャン・イーモウ
なんかNHKの朝の連ドラみたいな内容。 まあまあかな。
撮影の美しさはなかなかのものだったと思う。
特に最初の方のコーリャン畑のシーンは『羅生門』を彷彿とさせる感じがしたし、 他のところでも太陽を効果的にきれいにとっているのが印象的だった。
でも実をいうとこういう大河ドラマっぽいのって苦手です(これは割とそうでもないけど)。
さらば、わが愛/覇王別姫』とか『宋家の三姉妹』みたいな内容のは
あんまり好きではないです。



10/9 八月のクリスマス →Amazon
結構好き ホ・ジノ
予想外によかったです。
主演のハン・ソッキュがどうも・・・という意見はよく聞くけど、
よくはまってたと思う。
格好良いモデルみたいな男だったらああいう切ない感じがでなかったんじゃないかなあ?
よかったです。
あとさすがに隣の国という感じのシーンがいくつもあったのが印象的。
縁側でスイカを食べたり、家族で鍋を食べたり・・・
改めて隣の国であることを印象づけられました。
ところでなんで『八月のクリスマス』なんだろう・・・?



10/15 バートン・フィンク →Amazon
うーむ コーエン兄弟
ファーゴ』と『ビッグ・リボウスキ』の間のような作品。
どちらかというと『ビッグ・リボウスキ』よりかな?
まあどっちにしろその2本よりも前の映画なんだけど。
「映像作家」コーエン兄弟というのがふさわしい内容です。
いかにもカンヌ受けしそうな感じ。
見終わって何か引っかかっていたんだけど、 ふと思ったのが『8 1/2』に似ているなあということ。
まあたしかにそんな感じなんだけど、それでもまだ何かしっくりこない。
何かあるんだけど、なんだか分からないんです。



10/15 インビジブル →Amazon
あんまり・・・ ポール・バーホーベン
いかにもなSF大作です。
それだけかなあ。
「バーホーベンらしい」「史上最悪の」透明人間というのに
それなりに期待していたんだけど、 ちょっと期待はずれ。
ああいう状況にあっては仕方がないような気も少ししました。
まあSFは目を見張るものがあったんだけど。



10/16 奇跡の海 →Amazon
おすすめおすすめ ラース・フォン・トリアー
良かったです。 うん、良かった。
おすすめです。 何とも言えず良いです。
特にラストはお見事。ちょっと感動しました。
ダンサー・イン・ザ・ダーク』も結構大規模に公開されるみたいだし、(水戸でもやるみたいです)
期待大です。



10/21 マルコヴィッチの穴 →Amazon
なかなか面白い スパイク・ジョーンズ
面白い。
んだけど、なんか後半はペースダウンしている感じがする。
そういう点ではスパイク・ジョーンズも出演していた 『スリー・キングス』に似てるかも。
映画的に最後をうまく落とすために苦労したのかな。
でもまあ最初の方や特に人形劇のシーンは大いに笑わせてもらいました。
ところでこれ幸いなことに水戸でやってくれたので、 東京で見る手間が省けて良かったんだけど、
水戸での公開初日の割にはえらく客の入りが悪かった。
なんか『オータム・イン・ニューヨーク』の続きで見ている人がほとんどだったみたい。
(二本立てです。おれはぐたぐたに疲れていたのもあって見なかったけど)
やっぱり水戸って「田舎」?



10/22 フロントページ 
おすすめ ビリー・ワイルダー
ジャック・レモンとウォルター・マッソーの名コンビによるコメディー。
といってもこれは雑誌の受け売りで、自分としてはこのコンビの映画ははじめて。
まあいかにもコメディらしいコメディなところもあり、クラシックな感じもするけど、
面白かったです。
ぜひ他の作品も見てみたいコンビです。
ウォルター・マッソーは最近亡くなったみたいで、残念。



10/28 タクシードライバー →Amazon
うーん・・・ マーチン・スコセッシ
うーん、なるほどね。という感じですか。
個人的には『救命士』の方が面白かったと思う。
当時のアメリカの雰囲気というか心持ちを描いていたのかも知れないけど、
いまとしてはちょっと・・・というところがあるかな。
ロバート・デ・ニーロ扮するタクシードライバーが
じわじわと狂気の縁に落ちていく、 そんな閉塞感がいまいち分からない。
まあラストの方の迫力とデ・ニーロの演技はお見事です。



10/28 バトルフィールド・アース →Amazon
ある意味おすすめ ロジャー・クリスチャン
はじめは見るつもりなんか全然無かったんだけど、 見るものが無かったのと、eiga.comの刺激的なレビューに影響されたのとで、
つい見てしまいました。何かと話題にはなっているし。
結果はというと・・・ なんか幼稚園の学芸会(お遊戯会?)みたい。
失礼な話ですいません。比較する方にもされる方にも。
でもまあ、そんな感じ。
B級映画好き(といっても想像力がB級なんでやっかいだけど)
やたまにはとんでもない映画も見てみたいという人にはお勧め。
手堅くまとまっている映画よりは見応えがあるかも。
そうそう、監督のロジャー・クリスチャンて『スター・ウォーズ』のSF監督らしいけど
(この映画を見る限りSF監督というのがどんなことをする「監督」なのかは謎だが)
『スターウォーズ』と比べると いかに『スターウォーズ』が良くできているかわかると思う。
世界観とか、建物や小道具のディテールとか。



10/29 ブリキの太鼓 →Amazon
・・・ フォルカー・シュレンドルフ
第二次世界大戦前後のポーランド・ドイツ国境の都市を舞台に
3歳で成長することをやめた子供の日々?を描く。
というとなんか感動ものみたいだけど、
そうではなくて、成長しない主人公の目から見た 大人の生活を
寓話的に描いている作品です。(だとおもう)
まあ何ともヨーロッパの映画っぽい(ドイツ映画かな)作りといえるとおもう。
ストーリーは大河小説的な作りであまり好きではないんだけど、
端々のせりふや、場面に何とも良いものが多かった。
まあまずまずというところかな。


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